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就職 or 大学院進学の選択で私が大学院を選んだ理由

こんにちは!yukiです。

就職するか大学院に進学するか悩む人は多いのではないかと思います。
その中で私が大学院に進学した経緯を含めて様々なことをつらつら書いていきます。

私が大学3年生の頃、ちょうど議題のような悩みを抱えていました。周りの友達を含めてほとんどの学生が大学院に進学する予定だったので、理系学生はそういうものかと考える方が強かったかもしれませんが……。

当時の私は、理系であればメーカーの研究職こそが目指すべき道だと考えていました。そのため、とりあえずメーカーのサマーインターンシップに応募していました。運よく大手総合電機メーカーのインターンシップに参加することができたわけですが、そこで社員の方に「研究職に就きたいのであれば大学院に進学した方がいい」と言われました。そりゃ知識、研究実績などがある方が採用されるよなと思っていましたし、実際インターンシップでもほとんどの学生が大学院生で、知識や考え方・プレゼン発表など全体的にレベルが高く、圧倒されました。

このインターンシップの経験から私は大学院に進学することを決めました。(他の業界・職種を知ることなしに………)
当時の私は研究職しか頭になかったので、選択としては間違いではなかったと思っています。一方で、本当の自分の興味を知らず、他の業界を見ない視野の狭い人間だとも今は思っています。

そして、大学院の入試にも合格し、進学することが決定しました。そこから、卒論発表に向けて本格的に研究に取り組むわけですが、何せモチベーションが上がりませんでした。考える事は好きで、どうしたら課題を解決できるのか試行錯誤しているときは楽しかったです。しかし、より良い材料を作製できても、この研究の意義を見出せませんでした。教授は喜んでいても、私はなんの感情も湧きません。材料を作ることにワクワクせず、興味がないのではと薄々感じるようになってきました。

時が経ち、大学院に進学しました。そして、夏、またインターンシップの時期が訪れ、私は材料メーカーのインターンに参加しました(通信, SIer, コンサルなどのインターンにも参加しました)。そこで、社員の方にモチベーションを聞いたところ、「世界一の部品を作ったときの達成感を再度味わいたい」でした。このとき私の価値観とは合わないと思いました。魅力的なモチベーションだと思いましたが、私は世界一の部品を目指すよりも、自分が作った部品がいかに多くの人に使われるか、需要が本当にあるのか考える方が好きでした。そして、なによりもワクワクしませんでした。何か見え透いた感が否めませんでした。

その後、他のインターンシップも複数参加し、私は1番興味を持ったSIerに就職することを決めました。

結局、自身の研究内容とは全く違う分野の企業に内定を受諾したわけですが、大学院に進学したことに後悔はありません。                大学院に進学する利点は多いと思います(お金を貰えないことだけがデメリット笑)。就活だけに限ったことを言えば、院生は優遇されていると感じる場面は多々ありました。             

最後に                               

私個人的な意見ですが、学部3年ときに就職活動を経験しておいた方がいいと思います。就職したい方は当然のことですが、大学院に進学することを決めている方にとっても、今後就活する際にきっと助けになる経験だと思います。「納得内定が得られなかったら、大学院の道もある」という感じで就職活動をしてみてはどうでしょう。                    ただし、大学院進学という選択肢も残しておいてほしいです。私は大学院をまだ卒業したわけではないですが、大学院2年間は決して無駄ではないと思います。私のように今後数十年のキャリアを考える時間にもなります。



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