minneでレビューをもらった日



先日、minneで販売している
パッチワークキルトが購入された。

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購入された方から
こんなレビューを頂いた。

一針一針大変綺麗な仕上がりです。
手間を考えたら 申し訳ないお値段で 購入させて頂きました。
今後も素敵な作品を楽しみにしております。

このキルトを作るために
費やした時間、手間のことを
わかってくれる方のもとに
母の作品は届けられたんだと
嬉しく思う。

それと同時に
「相場の価格」にとらわれて
母から受け取った作品を
この値段にした自分に対して
モヤモヤした気持ちが浮かぶ。


価格を決める難しさ


去年の9月に販売を開始して
最初の売上が出る12月までの期間、
一瞬、値段を下げたほうがいいのか
迷ったことがあった。

売れないのは
価格の問題なのか

他のクリエイターさんのように
ある一定の期間が過ぎたら
価格を下げるのもありか、と。

でも思い直した。

一度でも
下げるという行為をしてしまったら
下がるのを待たれるループに
落ちてしまう。

私も母も一つ作るのに
それなりの時間を使って
全て手縫いで丁寧に仕上げているんだ。


こうして
自分のモヤモヤを文章にしているうちに
だんだんすっきりしてきた。

購入してくれる人が
手にとって喜んでくれること

また買いたいと思って
次の作品を楽しみにしてくれていること

それに見合った価格が
私にとっての適正なんだ。


これくらいならまた買えそうと
思ってもらえる価格。

私の作るものって
生活必需品ではない。

それがあると
ちょっと嬉しいとか
それを目にすると
ほっとできる

そんなコンセプトで作っている。


私がハンドメイドを始めて
自分用に作っていた頃
私が感じたのはそれだったから。


十年以上前に
ある作家さんの通帳ケースを
購入したことがある。

あの時、値段なんて見なかった。
その人が書いていた創作の日記ブログを
毎日、楽しみにしていて
やっと作品に出会えた嬉しさしかなかった。

その通帳ケースは
今でも大切に使っている。
一緒に買ったカードケースも
古びることなく現役だ。

その人の発信を読んでいた頃の
思い出と一緒に今も手元に残っている。

私もそういう作家になりたいと
思っている。

忘れないようにここに残しておこう。

おしまい


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