誰かの言葉で癒される理由


私の書いた文章に
涙を流す人がいたり
温かい気持ちになれると言ってくれる人がいる。

私はその人たちのことを知らないし
会ったこともないし
その人がどんなことで辛いのかもわからない。


自分と向き合って
自分と対話して
気づいたことをひたすら書いていると
そんなコメントや感想を受け取ることがある。


不思議だ
どうしてだろう

それを考えていて
今朝わかったのは

その人たちは
私にそう言ってもらいたかったんじゃなく
他の誰かに優しい言葉をかけられたかったんじゃなく
自分にそう言ってあげたかったんじゃないかな。


いつもいつも
自分に厳しくして
こんな自分なんてダメだって否定して
他の誰かと比較して
全然、優しくしてあげられない。

自分が自分でいることが
とっても居心地悪いから
とても辛すぎるから
誰かの言葉に癒されたいって
誰かの優しさに触れたいって
そう願ってしまうのかもしれない。


過去の私がそうだったから。

褒められたかったし
このままで大丈夫だからって
言って欲しかったし
すごいねって言われたかった。


認めてもらうこと
褒めてもらうこと
好かれること、を
自分以外の人に求めていたから

そうならない状態だと
不安でいっぱいになった。

もっと頑張らないと
もっと自分を変えないとダメなんだって
勝手にそう思い込んでいた。


去年ぐらいから
自分で自分に声かけするようになって
周りからの「優しさ」を
求めなくなって
なんだかホッとできた。

どんな時も
「大丈夫よ」って言ってあげたし
うまくいかない時も
落ち込んだ時も
「まず、ゆっくり休もう」って声かけしていた。

体の力を抜いてリラックスできるようになった。


トラブルが起きても
原因探しをしたり
人のせいにしなくなった。

全部自分が悪いって
自分のせいにもしなくなってきた。

優しい気持ちは
全員持っていてそれに気づいていないだけ。

自分の中に「優しさ」の種があるから
他の誰かの優しさにホッとするんだ。

本当は
自分に優しくしてあげたいだけなのに
それができていないことに気づいていない。

真面目な人ほど
自分に厳しくなってしまう。

何かに真剣に向き合っているからこそ
「完璧」を目指してしまう。

そんなもの、手放して
どんどん自分に優しくしてあげたら
見える世界が変わっていくはず。

私は少しその感覚がわかってきた。

状況も、関わる人も、
何も変わっていないのに
自分の感じ方が明らかに変わってきたよ。


自分の心と向き合って。

他の人の正解や
誰かが決めた評価基準に
振り回されないで。

全員違うから。
正解なんてないから。

私はこれからも
矢印を外に向けないで
ひたすら自分に向けて発信する。

自分のことを大事にする。

自分勝手だと非難されてもいいから。


自分に優しくできない人は
人にも優しくなれないから。


おしまい


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