不妊の原因から治療に向かうまで
初めまして!ゆきです。
現在29歳、2歳男児の母してます。
そして、2人目を今年の夏に出産予定です。
早速言っておきますと
タイトル通り、私たち夫婦は不妊治療によって
我が子を授かっています。
1人目も、2人目も同じ体外受精です。
今日はそこに至るまでの経緯を綴っておきたくてこのnoteにまとめました。
私の仕事は、保育士です。
一応フルタイム正社員のワーママです。
職場環境としては、自分で言うのもなんですが、なかなかハード。
保護者も職員も癖強めです。(※もちろん良い方も多いです!)
無茶なクレームも度々入るので、気が滅入りそうになることも。
月2回の会議は子どもたちが帰り出す夕方から夜遅くまで。
残業も日常ですが、子どもがいるので持ち帰り仕事もしています。
このストレスフルの環境下で、私は不妊治療を経て妊娠しました。
結婚をしたのは、24歳の時。
2016年でした。
妊活開始は25歳。2017年ですね。
ここは簡単に授かるだろうと余裕ぶっこいてた時期です。
そこから8ヶ月・・・。
毎月全てリセット。
ストレスで生理が遅れるせいもあって、「妊娠かも・・・?!」と浮かれ妊娠検査薬を試しては真っっっ白け!!!
もういつ生理が来るかも分からなくなってました。完全に生理不順ですね。
そして、8ヶ月目のリセットが来た日。
仕事中に突然きました。
予想していなかったリセットに、私はナプキンも付けておらず、ズボンにまで染みてしまいました。
家に帰って、洗面所で洗いながら
「何でダメなの・・・?」と涙が溢れてきました。
もう自分たちでは無理だ。
と判断をして病院に行こうと決めたのですが、どこに行けば良いかも分からず、とりあえず近所の産婦人科に行ってみることに。
妊婦も、小さい子どもたちもいて、それはもう息苦しかったのを覚えています。
先生はまずよくある検査。
血液検査、卵管造影、内診。
全て問題ないと言われました。
今見返すと若干黄体機能不全の数値に近い11.2。(基準は10以上)
血液検査でも隠れ貧血で、数値は394万。(基準値は380〜500万)
不妊体質だった訳ですが、この時点では全く気付いておらず問題ないんだ!と安心してました。
検査結果を見て、先生は私には何も問題がない判断し(実際数値に問題なければ正常と判断されるようです)
「ご主人が良ければ、一度精液検査してみましょうか。」
と言われました。
幸い夫は二つ返事で検査を受けてくれました。
が問題はその後。
なんと濃度が基準値の100分の1でした。
私は知識がなかったので、この数値を見ても正直ピンとこなくて困っていたら
「この100倍の濃度がないと自然妊娠、人工受精共にほぼ不可能です。」
と先生が説明してくださいました。
ということらしい...。
つまり、私たちはこのままだと妊娠は無理。
絶望しました。
その病院は不妊治療を本院でしているとのことで、その話をしてくれていたのですが、途中から先生の話はほとんど頭に入ってこず。
紹介状も一旦は断りました。
この事実を目の当たりにして、いきなり、はいそうですか!では不妊治療開始します!なんて私にはそんなメンタルありません。
帰りのバスで、私は
「この腕に我が子を抱くことは一生無理かもしれない」
「妊娠って当たり前じゃないんだ。誰でもできるんじゃないんだ。私には無理なんだ。」
「夫にはどう言えばいい?妊娠無理だって。子どもできないって。そう言うの?」
不妊治療というのは、私にとって未知でした。
この年齢でもしないといけないの?
まだ20代なのに、何をするの?
頭の中がたくさんの情報でいっぱいになって、パンクしそうでした。
家に着いた瞬間に私は玄関で泣き崩れました。
そりゃ8ヶ月間リセットするわけだ。
病院行ってなかったら一生リセットだった。
病院行って原因分かって良かったやん。
でも、何でよりによって、それが私たち?
私たちじゃないとダメだったの?
世の中にはどんどん妊娠して、4人も5人も産ん出る人もいる。
子どもに暴力ふるって、ニュースになるようなこともある。
そんな人たちがいるのに、どうして子どもが欲しい私たちにはそんな仕打ちをするの?
ただただ、羨ましいと思いました。
自然妊娠が当たり前だったので、本当になぜ私たち?とそう思いました。
仕方ないことなのは分かっていますし、誰も悪くないんです。
しかし、そう思って悲劇のヒロインにならないと事実を受け止めるようになるまで、精神を保てなかったかもしれない。と今になって思います。防衛本能だったのかもしれませんね。
夫には、もうどう言っても変わらぬ事実なので、正直にそのまま伝えました。
「基準値の100分の1なんやって。自然妊娠するにはこの100倍の濃度がないと無理。努力で急激に増えて自然妊娠ってのは不可能って先生に言われたよ。」
夫はいまいちピンときてませんでした。
私もそうだったので無理はないです。
夫が帰ってくる前に調べてたことなどを踏まえながら、ゆっくり冷静に話すよう気をつけながら説明をしました。
夫も絶句して、しばらく沈黙が続きました。
「・・・・・・僕のせいで妊娠できないってことやんな。ごめん。」
それを言われるんじゃないかと思っていたのに、実際言われるとかなりきつくて、咄嗟に何も返せませんでした。
後に夫に聞くと、この沈黙が私にそうだ、お前のせいだと責められているような気がしてしまったと教えてくれました。
ただあなたのせいじゃない。
そう言いたいのに、スッと出てこない自分が嫌で、詰まりながら「違う。」と言って気付いたら泣いてました。
夫を困らせたくないけれど、溢れて止められません。
たくさん泣いて、顔もパンパンに腫れ上がった頃。夫は隣でずっと背中をさすってくれていました。
おかげで少し冷静になれて、また検索魔となった私。
もし治療が必要なら、具体的に何をすれば妊娠できるのか?
そこで初めて、
体外受精という言葉を知ります。
何がなんだか分からず、検索結果を片っ端から読んで、情報を詰め込んでみました。
Amebaブログとかも読み漁りました。
グレード?なにそれ。FSH???D2?D7?
さっぱりです。
そんな風に始まった私と夫の不妊治療。
記録用にこうして残します。
次回は病院選び〜治療開始の記録です。
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