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第5話:人生の流れ

「人は自主的に生まれてきた」
「人生の目的は『学び』である」
ということでしたが、目的があれば方向性が生まれ、流れが生まれます。
つまり、自分で決めた何かを学ぼうと自主的に生まれて来た個人の人生には、そもそも流れがある、というわけです。

おじいはこれを「人生軌道」と言っています。
そして、人には本来あるべき「人生軌道」があり、そこにちゃんと乗っかっていれば「運」という追い風が吹く、というのです。

どういうこと?

運とか言うと、なんだかまたスピリチュアルな、という風に思われるかもしれませんが、現実に起こっている現象を見ると、わたしには本当に納得のいく説明でした。

人はそれぞれ、あらかじめ目的を決めるから、その目的達成のために有利となる条件がそろいやすいよう、自分の「仕様」も持ち合わせて生まれて来る。
言われれば、当然じゃないでしょうか。
目的があって、そのために進んである場所へ行くなら、できるだけ準備は整えていきますよね。北極行くのにビーサンとアロハシャツの普段着で、なんて思う人は、おそらくいないと思います。
同様に、そもそも地球に生まれて何らかの学びをしたい、と決めて生まれてくるのだから、それ用の準備を整えてやって来る、というわけです。
それが親だったり地域だったり、性別や肉体的な特徴だったりする、という。

そうやって、とりあえずは「ここなら学べんじゃね?」という環境に、それなりの条件を備えて生まれるわけですが、そこなら全て至れり尽くせり、楽々お目当ての何かが学べるというわけではありません。
むしろ、トレーニングを積んで課題をクリアしていくイメージなので、当然ながら不便、不満、不愉快なこともいろいろとあります。それを「苦労」と呼んだりします。

学び・成長と苦心・苦労はセット、ということですね。この辺りも、現実世界を見渡したり自分の経験を振り返れば、体感的に納得いくのでは、と思います。

人生はそもそも「学ぶ」ためにあるので、学びに苦労はつきもの。むしろ何の苦労もない人は、本来の目的「学ぶ」がおろそかになっている、と考えるべきかもしれません。

ただし、苦労さえすれば目的に向かって着実に前進しているかと言うと、実はそうではないのです。
「骨折り損のくたびれもうけ」という言葉がありますが、実際人生にも「無駄な苦労」というのはあるようです。

とは言え、わたしのしている苦労は無駄なの?そうじゃないの?と迷うこともありますよね。
でも大丈夫、チェックする方法があります。
それは、苦労の「結果」の精査です。

人生、いろいろと苦労がありますよね。
さて、その苦労の結果、あなたは今現在どうなっているでしょうか。

苦労の「おかげで」こんなスキルを手にした、学びを得た、という場合。
その苦労は報われており、人生の目的に沿って生きています。

また、1年と3年の法則というのがあり、もしあなたが今何らかの目標を持って努力していて、それが魂の目的(自分で最初に決めた学び)に沿っている場合、1年以内に何らかの動きが起こり、3年以内に何らかのポジティブな結果・展開が起こります。

しかし、1年頑張ってみたが事態が変わらない、あるいは悪くなっている場合は、根本的なところを見直した方がよさそうです。

最初に言いましたが、人生には「魂的」な目的があるので、そもそもある程度の流れは想定されています。それが「運命」。
そして、そのための条件や環境も、本来はかなりの優遇度でスタンバっているのです。

しかし、人生とは「主体的なもの」。
魂的には「こういう方向で!」というのがあっても、人間には「思考」と「感情」という、後天的に身に付けるパワフルなガジェットがあります。
感性とか直感というのは、魂的な目的を感じ取りそれに忠実な状態なのですが、思考や感情は往々にしてそれを妨げます。

この「妨げられ、歪められた状態」であろうがなかろうが、選択をするのは自分。主体であって、魂界の「ご意向」ではありません。
なので、自分で主体的に選択した行動の結果しか、現実としては起こらない。当然と言えば当然のことです。

そこで「運」の話に戻るのですが、この「魂的方向性」をちゃんと感じ取り、それに乗っ取って生きていると、最初から整えられている条件や環境が効果的に活かされ「結果」つまり「学び・成長・繁栄」として出て来るので「あの人は運がいい」という風に見えるのです。

一方で、そもそも備わっている条件や環境を活かさず、自分の思考や感情のみに頼って、というか迷わされて判断、行動を続けていると、本来の目的と実際の行動が一致しないため、様々なリソースが無駄になって結果にもつながりません。
苦労の割に学びも成長も少ないため、不満や疲労感ばかりが増えて行きます。

言い換えれば、運というのはあなたが魂的な目的に沿って生きるのであれば、誰にでも普通に備わっているもの、ということ。ビックリですね。

ですので、運を上げたいのであれば、おじい的に言えば「自分の魂の目的をきちんと把握しろ」ということになります。

となると、次は当然「魂の目的って、どうやれば分かるのよ?」となります。
それを教えてくれるのが魂パターンであり、ミッショニングということになります。

(おじいの教えについて詳しく知りたい方は、「魂の掟」原本を読まれることを推奨します)

第6話:魂パターンの出し方

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