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第7話:各魂パターンの目的と課題

魂パターンには基本の9つがあるわけですが、それぞれに目的と課題があります。

魂パターン目的/課題
  1  創造/衝動
  2  協調/限界
  3  表現/自信
  4  過程/忍耐
  5  集中/訓練
  6  理想/受容
  7  発信/素直
  8  満足/権力
  9  模範/誠実

これらは、ある意味コインの裏表とも言えます。
自分の魂的な目的と、それに付随した課題を知っておくことで、自分の活かし方と注意点が見えてくる。それによって人生の軌道に乗りやすくなり、より建設的な学びをしていける、ということになります。

そんな「目的と課題」を、パターンごとに見て行きましょう。

1番 「創造」と「衝動」

1番というのは非常に創造力豊かで、オリジナリティー溢れる発想でグイグイ前に出る行動力があります。
この行動を促すエネルギーはとても強く、突発的に噴き出す傾向があります。これがネガティブな方向で使われてしまうと、他人への衝動的な攻撃、脅迫や威嚇となってしまいます。

2番 「協調」と「限界」

2番は全体を俯瞰し、個々のユニークな能力と本質を見抜く力があります。そのため「みんなをどうまとめればよいか」がすぐに分かり、それを行使する統率力を持ちます。
一方で、全体を構成するパーツそれぞれの働きが見えてしまうため、不足している部分をつい「自分が」補おうとしてしまいます。結果的に、相手の成長を妨げてしまったり、自分自身が超過労働で疲弊。ですので、課題は「自分の限界、他との境界線をきちんと見極めること」。

3番 「表現」と「自信」

3番は感受性豊かで、自己表現をすることを目的に生まれてきます。なので、本質的には表現が大好き。
ところが、感受性が豊かなため他人の評価も人一倍気にしてしまい、思うように振舞えなかったり、嫉妬深かったり、ストレートな議論を避けて話をこじらせる傾向があります。
それもこれも、自分に自信が持てないから。特に感情面で支えてくれる人の力も借りて、自信を付けていくことが課題です。

4番 「過程」と「忍耐」

4番は大変頭の回転が速く分析力が優れているので、すぐに「結論」が見えます。そのため、問題点や改善点を指摘するのが得意。
反面、頭の回転が速い自分に周囲、状況がついてこないとイライラする、せっかちな面があります。言い換えれば結果にばかり集中し、プロセスをおろそかにしがち。しかし、人生の目的は「何を成し遂げたか」という結果ではなく、その過程で「何を学んだか」。
「忍耐を持って過程を大切にすること」で、運が開けていきます。

5番 「集中」と「訓練」

5番はとても器用で真面目なので、一点集中すれば卓越した匠になれる素質を備えています。好奇心旺盛で何事にも興味を持ち、探求力も強いために、短期間である程度のレベルまですぐに到達してしまいます。しかし、本当の学びはそこから。
ある程度をこなした地点でまた別のことに手を出す、ということを繰り返していると器用貧乏で終わってしまい、学びは浅いまま。
本来、学ぶ「徒」から導く「師」になれる器ですので、自己を律し、集中した心技体の訓練を意識しましょう。

6番 「理想」と「受容」

6番はビジョンがパッと見えるタイプ。何が理想か、ということがすぐにイメージとして浮かび、それを非常に大切にします。
ビジョンが見えるのでそれに向けてのギアも入りやすく、その能力で他を助けてあげることができます。
一方で、自分には理想が自然と分かるため、それをないがしろにしていると思われる相手に不満を持ちやすくなります。しかし、現実はすべて理想通りに行くわけではありません。6番の課題は、理想は理想としていったん置いておいて、現実も柔軟に受け入れて行くこと。理想と現実のすり合わせを学ぶことです。

7番 「発信」と「素直」

7番は非常に知的、論理的です。専門性も持ちやすいタイプですので、知性を活かして体系化された知識を周りに与えていく「発信」を通して、様々な学びと結果を得て行きます。
そんな7番は、思考優先型。魂を持つわたしたちは本来、みな精神性を持っており、7番もしっかりそれを持ち合わせているのですが、優秀過ぎる思考能力の影響で、精神性を軽視しがちです。思考の威力を活かしつつも、感性にも素直になることがポイント。

8番 「満足」と「権力」

8番は、何かにつけ自分の満足感を大切にします。
その分、人がそれぞれの価値観に基づいて満足できるための励ましができる能力も持っていて、それを使っていくことで人生が展開するはずです。
しかし、それを邪魔するのが「優越感」。つい、他人を励ますより自分が優位に立とうとしてしまいます。
また、そもそも影響力を持ちやすいタイプなのですが、権力に執着し、自分の権威を誇示してしまった時の結果とそれに対する責任を恐れるため、あえてチャンスを見過ごす傾向もあります。始めなければ、リスクもありませんから。しかし展開も起こらないので、欠乏感や不満足感は積み重なっていくのです。
勇気をもって一歩を踏み出し、権力に固執しない謙虚さを持つこと。

9番 「模範」と「誠実」

9番は、本質的に「自由人」「我が道を行く」タイプ。よくも悪くもこだわりが強く、個性を貫いていくので、自然と周囲の注目を集めます。
このこだわり、自分らしさを他との関係性でどう扱うかが、人生の展開に大きく影響してきます。エゴベースでこだわると、独裁者や偽善者に。
自らの在り方がモデルとなり得るのだと自覚を持ち、自他共への愛情と誠実さをベースに行動を。

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これら目的と課題は「傾向と対策」のようなもので、知っているとずいぶん役に立つと思います。
しかし、理屈では分かっていてもできない、思うような結果に繋がらないのが現実。
なぜならば、わたしたちには「感情」という、扱い方一つで非常にやっかいになるものを持ち合わせているからです。

第8話:感情が人生を左右する

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