泣いてばかりの日の備忘録
だめだ、昨日3時までバチェロレッテを観ていたせいでねむすぎる。でも忘れたくない日だから、推敲せずにつらつらと書いていく。
昨日24時…もとい今日の0時でバチェロレッテ最終回。私もしっかりハマって全話配信直後に観ていたクチ。
杉ちゃんの、「サヨナラだね」が、泣けて泣けてしかたなかった。その後の萌子さんのプリンセスの姿が次々浮かび上がる演出なんて、まるで映画よ。私、なんでこんなに心打たれてるんだろう…って考えてみると、この演出がいっぱいであろうリアリティーショーのなかで、杉ちゃんが本当に切実などうしようもない恋をしていることがしっかりと伝わってきたからだ。
すきですきで、どうしようもなくて、でも叶わなくて、忘れたくても忘れられなくて、っていう、自分にも覚えのある恋の苦しい想いは、どんなにうまく飾り付けられて演出されたところでちゃんとリアルなまま迫ってくる。
自分が恋人にはなれない、って突きつけられた時、どうしようもなくでてくる涙とかね。でも大人だから彼はちゃんと笑うんだよな。そこもまたリアルで…
いろんな記事や投稿で、彼は成長した、って書かれているけど、あれは成長なんて上から言うのはおこがましいというか、もともとの素敵さが開いていったようにみえました。
もうひとつハッとしたのは、萌子さんの「私は誰かを納得させるために決断をしてない」という言葉。
それを言える人がどれだけいるだろう。私だったらあの状況で、自分の気持ちそっちのけでいろんな人や、世間の声ばかり気にしてしまいそうだ。普段仕事をしながらも、誰かを納得させるための決断、多いなぁ。
彼女の選択には賛否両論あるし、頑なな部分も見えたし、私も是も非も一概にいえないけど、でもあの言葉は大事なものとして私の中に刻まれた。
うう、バチェロレッテありがとう。。。
で、寝不足のまま会社へ。
今日はすごくよくしてもらった先輩の最後の出社日だった。
彼は私の7年先輩で、わりと序盤に同期がゼロになった私をなにかと気にかけてくれた。このアイデアよかったとか、わざわざ言ってくれた。会社のレクとか、そういう時にお兄さんたちの輪の中に積極的に入れてくれた。普段は朴訥としてるのに、酔っぱらうとインド映画のラストの変なダンスをして、すごく笑わせてくれた。そんな大事な先輩だった。
でもどこか昔気質で、どんどん効率化とかデジタル化する今の会社の変わってく社風に疲れたのかな。わからないけど。
彼が最後の挨拶をしてるときも、泣けて泣けてしょうがなくて、でも周りを見ると、あれこのひとが?というようなオラオラな先輩とかいろんな人が泣いてて、あぁやっぱり、すごく愛されてたひとだったんだな、出会えて良かったなぁと思った。
涙の後もはなみずをふいて、通常通り仕事に戻って。グズグズしてたら挨拶にいけなくて、先輩が帰る間際にやっとひとことだけ挨拶できた。本がすきと言ってたから、ブックカバーをプレゼントした。伝えたい言葉の1\10も言えず、また飲もうな!人妻だからハグはだめだから握手、なんて冗談で軽く別れた。
数日前退職挨拶のメールでもらった、「〇〇がいると周りが優しく温かい気持ちになる、人間力がすばらしいからだね」って言葉、身に余るけど、ずーっと心で宝物になりそうだ。
10年も会社にいると、こうやって急にお別れは来る。何度も何度も来る。毎日笑い合ってても、友達じゃないから、多分もう会わない。でも、友達じゃない距離の多くの人とのなんてことないやりとりが、自分の人生をあたためていくと感じる。
センチメンタルな気分で帰路についてたら、弟からさっき子どもが産まれたと連絡。
弟と数年ぶりに長電話。コロナで立ち合いもできず、家で1人だそう。弟が既に社会人7年目ということにおどろく。名前を決めていて、明日発表してくれるのだそう。
ようこそ赤ちゃん、と思う。泣いてばかりの日に、はじめて叔母さんになった。
明日は思い切って申し込んだデザインスクールの初回オリエンテーション。
代わり映えしない毎日が続くように思えるけど、人生って変わる時には一気に変わるし、周りのメンバーは絶えず入れ替わる。関係性も変わる。後から思えば転換期だったなぁ、ってのが今だったりするのかも。
大切に過ごそう。
自分にとって大事な日の、本当に取り留めない雑記でした。