見出し画像

海外の組織運営探求の旅、報告会を終えてみて


先日、 京都の企業・NPOによるラーニングプレイス研究会『 ぞうの湯 』の場をお借りして、オランダ・ドイツ・ベルギーを巡った旅の報告会をさせていただきました。
毎月開催されるこの研究会は、飲食自由、新しいメンバーや学生さんも参加OKのオープンな場ですが、今回の報告会は自分にとって、今後の人生の方向性を決定づけるような大きな転換点だったように思います。

画像1

扱ったテーマは4点。
1、この春の結婚に至るまでの、相方との旅路について。
https://bit.ly/2OvgGi1

2、
HolacracyOne の提供する組織運営法「Holacracy」の開発者 Brian Robertson 直々のトレーニングに参加したオランダでの5日間について。
https://bit.ly/2CZ1DId

3、
30年間、3万人におよぶ調査・研究を元に体系化された心理学手法「オートノミートレーニング」の提唱者であるロナルト・グロッサルト=マティチェク博士の元を訪れたドイツでの時間について。
https://bit.ly/2O3w0U7

4、旅の全体のプロセスと今後の方向性について


…どうして、海外の学びの旅の報告会で結婚の話が出てくるのか?
自分にとっては、今回の旅に繋がるどうしても欠かせないストーリーであったため、まずはじめにこの話から始めることにしたのでした。(この場に同席してくれていた、相方に感謝です)

…今、自分が最も大事にしていきたい物事というのは、
これからの人生を、いろいろな浮き沈みや状況の変化がありながらも、共に歩んでいきたい家族や仲間を大切にするために、持ちうる時間・場所・その他のあらゆるリソースを注いでいくことであり、

そのために、自分の持ちうるあらゆる経験、学び、知識、情熱、愛情、時間を本当に望んでくれる方の元へ届けにいくことです。


私たち2人が、この旅に向かうためには本当に多くの皆さんのご協力無しにはあり得ませんでした。

両家の家族・親族からの応援、 NPO法人場とつながりラボhome's vi の仲間たちの理解をはじめ、お仕事をご一緒している皆さんのご協力と、普段会うことが少なくとも見守ってくださっている多くの方々の支え無しには、今回の旅が実現することはなかったでしょう。


そういった背景があっての、今回の報告会であったため、自然と学びの共有会ではなく、『自分にとって掛け替えのない人生の時間の一部を、ご一緒できる皆さんと分かち合う会』と言った会になったように思いました。


前述の大事にしたい物事で書いたように、今の私にとって仕事もプライベートも分かち難く結びついているものであり、分けて考えることができません。


そのためか、旅の報告のキーワードとして浮かんできた言葉は、『存在目的(Purpose)』と『統合(Integration)』という2つでした。


『存在目的(Purpose)』…自分の探求しているテーマである『ティール組織』の中に出てくる考え方ですが、いのちの1つひとつに備わっている大きな方向性、とも言えるようなものかもしれません。

1つひとつのいのちには、人であれ、組織であれ、その1つひとつにしか無い唯一無二の方向性があり、そのための活動を行っている。


そして、その方向性に向かって行う種々の活動が、例え現在はバラバラのように映っていても、より大きな視点に立って眺めてみると、大元の1つの方向性に向かって統合されていく。


そんな考え方を最近はよくするのですが、今回の旅もまた、全ての学びの上で『存在目的(Purpose)』と『統合(Integration)』が欠かせない要素として根底にあったように感じました。


代表的なものを挙げるだけでも、こんな具合です。


結婚では、二人の人生の方向性(過去から未来へのプロセス)を共有することで、両家とその親族も結びついて考えるようになりました。


オランダのホラクラシー・トレーニング(Holacracy Training)では、厳密なルールに則ったプロセスを継続していくことで、人の抱える絡まり合った課題や行き詰まりを仕事面か感情面か、仕事面では組織構造か活動かに解きほぐして扱いやすくすること、その先でより良い状態へ結びつけていくことがめざすべき状態像であることを学びました。


ドイツの『オートノミートレーニング(Autonomietraining)』に触れた時間では、ビジネス領域で生まれた『ティール組織』と医学領域で研究が続けられたいた『オートノミートレーニング』。この2つが扱わんとしている人の望ましい生き方が根底で共通していることを感じ取りました。

画像2

上記3つのテーマでの学びは、教わったもの、実際に体験したもの、感じとったもの等様々な側面があるかもしれませんが、

「もし、この旅が自分に投げかけている一貫したメッセージがあるとしたら、どう言ったものだろう?」

と考えたときに、2つのキーワードによって位置付けられ、浮かび上がってきたものでした。


この投稿を書いている今もまさに、何か大事なことが現れようとしているのですが、それも言葉になりきるその前で文章化しているような、どこかもどかしさも感じています。

1つ、確信を持って言えることがあるとすれば、

『この旅は報告会を一度行ったことで幕を閉じ、以降触れられずに風化していく… ということは無く、ここからがまた始まりなんじゃなかろうか』

『これから時間が流れて様々な経験をしても、何かの折に触れてこの体験を思い返し、その度に「あぁ、ここでこんな風に繋がっていたんだな」という感覚になるんだろうなぁ』


というような、曖昧なようで確かな感覚があることです。


この投稿を書き上げようとするほど、大事な感覚を表そうとする言葉が追い付かずに読みづらい点も出てしまったかもしれません。
ですが、それだけありのままを綴ろうとすることができたかもしれません。

思いがけずまたも長文になってしまいましたが、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!

大森 雄貴 / Yuki Omori
サポート、コメント、リアクションその他様々な形の応援は、次の世代に豊かな生態系とコミュニティを遺す種々の活動に役立てていきたいと思います🌱