米国編まとめ#あなただけのx10バーガーを探そう
はじめに
妻が美容院に行くらしく急遽のワンオペをさばいている。いつか書くこともあると思うが、発達障害やきょうだい児の子育ては難易度がえげつない。極度の好き嫌いや不眠、言葉や認知の遅れなど、幼い通り過ぎたはずの怒りや絶望は今日も続いていく。支えてくれる妻にはただ感謝しかない。コロナ期の在宅勤務がなければ、僕はとうてい理解することなど出来なかっただろう。大声では言えないが、私たちには定型発達の子の育児でさえチートに見えてしまう。さて、この話は別にするとして話を戻そう。今回は米国編のまとめに入りたい。
買われすぎ
本当は一つ一つ丁寧に米国株を見ていくつもりだったが、昨今のS&Pの上昇もあってあまりにも偏った傾向があったため、各々を撫でていくことに躊躇してしまう。傾向とは半導体関連とAI銘柄である。半導体関連株は複雑だ。それぞれに異なる部位のチップ、工作機、電力、化学、不動産など様々な銘柄が物色買いされている。需要が逼迫しているため、全ての銘柄が上がり易くなっており、正直、業績面では物足りないものが多かった。NDIVIA でさえ、PER では買われすぎであり、AMDも利益も売上も株価の成長についてきておらず、期待先行という感が否めない。生産過程で使われる部品や薬品についても"これは"という銘柄は僅かしかない。AIについても同様でマイクロソフト(配当分を入れると10倍に値する)を除けば、その値上がりに相応しくないと感じてしまう。
米国x10バーガー株の傾向
x10バーガーはミーム株、トレンド株、成長株の3つのカテゴリに分けられるが、銘柄によっては複数にヒットしている場合がある。ミームは乱高下が大きく損益計算書や貸借対照表との乖離が大きい。一方、トレンド株は数年前ならコロナ、その前ならバイオやクラウドそして資源株、現在ではAIや半導体だが、実力を伴っていないものも多い。成長株としてもノミネート出来るのはたったの2、3社しかない。移ろいやすいトレンド株は私たちふつうの人には難しい選択だと思う。これまでに書いてきたことをまとめておこう。
NASDAQから買う
トレンド株よりは成長株を狙う
社会の変化を牽引する成長株のうち社会的なトレンドを押さえているとなお良い
赤字か黒字かは関係ない
売上は対前年50%以上で成長していることが好ましい
5年よりは10年の方が遥かにx10 バーガーが生まれやすい
時価総額が500M USD 未満から買う
浮動株比率が高い銘柄から買う
なお、カリスマ経営者の有無はx10バーガーには関係がなかった。最近は非上場の会社も増えているので名前があまり浮き上がってこないのかもしれない。
まとめ
中古不動産の世界では当たり物件を見つける確率は100分の3くらいであり、そこから買付順位が1位になり、かつ、手付金をトラブルなく払い、その物件が手に入る確率は1パーセント未満と言う。成長型の企業であり、かつ、社会トレンドをうまく捉えた破壊者であり、安心して投資出来ると思えたのは少なくとも今回の調査ではelf beautyとaxcelis technologiesくらいしかなかった。アクセリスは半導体株なので下駄も高そうだが、その成績や財務はx10バーガーに相応しいものだったと思う。もちろん、彼らは既にx10バーガーなのだからこれから投資する場合はより値上がりするという目線で見ていくことになるけれど、極端な上昇トレンドに依存する企業は、今のマーケットでは危険過ぎる。直近のグーグルやハネウェルでさえほんの僅かな綻びで株価が急落してしまうのは、期待値と価格のギャップが大きいからだろう。正しい成長株を買おう。確かな企業の選定はあなたの資産を正しく導いてくれる。次回はS&Pの上がり過ぎ論争について書いてみたい。このNote が少しでも困っている人の役に立ちますように。
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