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【ひとりごと】#ここで飲むしあわせ

私にとって一番美味しいお酒は、ダンスを踊った後の奢っていただいたお酒の一択だ。
ダンスという運動の後なので自分で買ったお酒でも十分美味しいのだけど、やっぱり一番美味しいのは”奢っていただいた”お酒だ。それがなんとも言えないスパイスを与えてくれる。

私はまだ20代ではあるが、踊る音楽ジャンルの影響でよく遊びに行かせてもらうイベントがちょっと年齢層が高めなので、ただそこでいるだけでわりと喜んでもらえることが多い。そこでガンガンにフロアで踊りだしたりするので、あまり知らない方に「君めっちゃかっこいいね!なに飲む?」と聞かれ、お酒を奢っていただける流れになるのだ。
そう。この「なに飲む?」っていうのは、私のダンスを見て言っていただける言葉なのだ。そりゃあ、お酒は美味しくなる。

基本、私は踊っている私が楽しかったらそれでよし、というスタンスでダンスをやっているのだが、それでも「かっこよかったよ」と言っていただけるのはとっても嬉しい。特に、上記のようなイベントでは踊っているとそのフロアの雰囲気っていうのをまじまじに感じるので、そこでフロアが盛り上がるのを感じるとダンスの楽しさを全身で体感する。これは私自身の話なので伝わりにくいかと思うが、もう20年近くダンスをやっているがどうしても自分のダンスに自信がなくて、それこそイベントのフロアで踊っていると、あぁ絶対私のとき雰囲気下がってたわぁなんて自己嫌悪に陥ることも多々あったので、イベントでそうやって声をかけていただけると自信が少しだけ回復する。
自分が楽しいと思ってやっているもので、いいと思ってくれる人がいるのはやっぱり嬉しい。踊るという表現をやっている以上、やっぱりちょっとした承認欲求は生まれるものだ。

もともとダンスは小学生の頃からやっているので、お酒のないダンスイベントを過ごした時期の方が長く、お酒なくても十分楽しいじゃんとも思うのだが、やはりお酒が入るとそれとはちょっと違う楽しさがあったりする。あのふわふわした感じで踊るのはそれはそれで楽しい。チェイサー入れないとと少しひやひやしながら奢ってもらうのだが、そのお酒は本当においしい。踊って乾いた喉を潤してくれる。

初めて踊った後に飲んだジンバックのあの美味しさは忘れられない。お酒が身体に染み込んでいくあの瞬間は本当に最高だった。
コロナ禍が終息したら、一番にダンスのイベントに遊びに行きたい。大好きな音楽で楽しく踊って「なに飲む?」と言ってお酒をいただくのだ。早くそんな世の中に戻ってほしい。

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