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世界との距離/バスケ

昨年から、米国に加え、Euro、アジア(NBL、CBA)の関係者より数多く情報聴取した。そして、昨日・今日で開催されたMITスポーツアナリティクスカンファレンスでのネットワーキングを通じて、日本のバスケ界が実は世界的に見て極めて「良い」ポジションにいる事が確信になった。


1) 女子バスケの飛躍

最も分かり易いのは、やはり東京五輪での女子バスケの活躍であり、これは世界中のバスケ関係者(特に女子バスケ関係者(SLAMの編集者含む))から大いに注目/賞賛を浴びており、日本の女子リーグの現状?について自分が質問を受ける迄に。

2) NBAで2名も活躍している事

最近日本の人と話していると、まるで野球のように日本人がNBAにいるのが当たり前で、今後誰が行けるかといった話をする人が多いが、今アジア(豪州除く)でNBA選手をそもそも輩出しているのが日本しかいないという事実に注目して欲しい。その為、米国NBA関係者と会話している際に、自分が日本人だというと必ずといっていい程渡邉か八村選手の話になり、76ersのプレジデントであるDaryl Moreyとも渡邊雄太のアナリティクス観点での素晴らしさについて盛り上がる迄になっている。(@wacchi1013)ありがとうございます。渡邉選手のおかげでMoreyとめちゃ会話できました)

3) B Leagueの経済的大成功

日本では大成功と思われているか不明も、本リーグは客観的に数字(売上、観客動員数増加率他)を見ると世界的に見て米国を除けば極めて優秀な成績といえ、特にEuroリーグと比較してもかなり良い位置に来ている事がわかる。これは世界の関係者も理解しており、特にAgentからは欧州の特にEuroリーグの不参加の国より日本に行かせたいと言う話を多く聞くまでになっており、いかに世界的に注目されているかがわかる。
そのお陰か、米国のアナリティクス企業より、新規サービスを日本に導入できないかと、自分が会社を始めた4.5年前からは考えられない逆提案を受ける迄に。

4) スポンサー額の大きさ

そして、世界(米国?)のバスケ界において日本のプレゼンスを陰で爆上げしているのがやはり楽天だろう。同社がGSWと馬鹿でかいスポンサー契約を実施し、その後NBAの放映権もしっかりとした金額で購入してくれた為、NBAに無視されかけていた日本市場が少しずつ話題になるようになっている。
これは昨日/本日行われたMIT Sloan Sports Analyticsカンファレンスでも顕著で、GSW関係者はじめ、多くの登壇者が国際戦略を語る事例として楽天 x GSW/NBAの事例を出していた。三木谷(@hmikitani)さん、楽天携帯はあまり好きでないですが、バスケの活躍は本当に多謝です!

ここまで日本バスケ界が世界と実はかなり近づいて来た点を説明させていただいたが、この大波が続いている間にぜひ多くの施策を進めたい。以前記載した通り、今年は何個か皆があっと驚く爆弾は仕掛けているので、ぜひ外部から刺激しながら、世界との距離を更に縮めていきたいと思う。

日本バスケ凄い!

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