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スポヲタ情報局 (Sporta News)

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#NBA

<お金が全て> NBAの次なる一手はそれだったか。。。。

コロナで世の中が激変した今、前回(以下記事参照)お伝えしたとおり、NBAでは入場者制限による収入の大幅減に苦しめられている。 その減収額はなんと昨季だけで約1,600億円にものぼり、今季もこのままコロナが続くとその数字は天文学的な数字になってくると想定される。。。 ではNBAは無策か?というとそうではない。 NBAはある意味極めて合理的に現状を受け止め、その中で行動している。 そう、コロナによる入場者制限で失われた収益を他の収入源(スポンサー、放映権他)で全て補填するの

<お金が全て> NBAが12月22日に再開される「大人」な理由

コロナの影響で史上最長となったNBAシーズン終了から2ヶ月、2020年-21年シーズンが米国時間の明日開幕しようとしている。 19-20シーズンのファイナルがレイカーズによる優勝で閉幕した10月11日からすぐ、N B A幹部は翌シーズンの日程調整に励んでいた。再開日時につき様々な憶測が流れる中、最終的にはクリスマス前の12月22日に新シーズンが開幕することが決まった。NBAファイナルを戦い終えたばかりのNBA一のスター選手、レブロン・ジェームスがその開幕日が早すぎると大否定

<危機到来> 米国からスポーツファンが消える? ~高すぎるチケット価格~

米国といったら日本の皆さんにとって、プロスポーツがとても盛んで、お金が凄い流れている一大マーケットという認識ですかね? 僕も深く関わるまではそういう認識でしたし、日本と比べたら確かに今でも凄く巨大なマーケットです。 ただ、最近様々なデータ・統計を調べていくと、実は米国におけるプロスポーツも安泰ではない可能性がある事が分かってきました。 全米でのチケット価格実態:先ずその実態をつかむべく、昨年末に米国2番目の都市であり、スポーツが超盛んなロサンゼルスの地元新聞社が執筆した記

<衝撃!!> スポーツビジネスの新規大口収入源!?

お久しぶりです。 最近諸々バタついており、nakanaka記事を更新できずにおりました。 にしても今シーズンのカレッジフットボールはどこが優勝するか分かりませんね~!僕の応援するオハイオ州立大が優勝してくれないかと日々願っているところです。今後はまじめな内容のみならず、気楽な内容含めもう少し更新頻度を高めたいと思います。 さて、そんなこんなで日々を過ごしていますが、今回は最近見つけた注目の出来事について記載させてください。 このブログでも繰り返し書いてきましたが、スポー

【動画紹介】バスケ米国代表が豪州代表に親善試合で敗北したのは、監督が理由?!

日本にいると、海外スポ―ツに関して上手に解説した動画が中々手に入らない、もしくは見つかっても英語であるが為に何を言っているかわからないという課題に当たるかもしれません。 その為、今後定期的に僕個人として日本のスポーツファンに是非見てほしいと思う、有益な動画を定期的に解説を交えて紹介してまいりたいと思います。 その初回となる今回は、是非若いバスケ選手、また指導者の方々に見てほしいなと思う動画です。 こちらはBBALL BREAKDOWNという米国で大人気な、バスケの戦術分

2020年東京五輪に向けて!アメリカ一強体制は続くのか?

アメリカの3大会連続金メダルで終えた2018年FIBA女子バスケットボールワールドカップであるが、このまま2020年東京五輪に向けてアメリカの一強体制が続くのかを考えてみたい。 結論から言うと筆者の観点では“2020年の東京五輪もそれ以降もしばらくアメリカの一強体制が続く”と考える。理由はシンプルに2つ挙げる。 1.インサイドのタレントレベル 2.世代交代の成功 である。理由を説明する前に少しデータを上げてみる。ワールドカップとオリンピックにおけるアメリカ代表の歴代最小得

10年目の邂逅‐その1‐

2018年ももう少しで3分の2が過ぎた。ふと思うのが2018年は1998年から20年。1998年は日本のスポーツ界でいろんなことがあった年のように思う。 ・日本サッカー代表が初めてワールドカップに出場(開催地はフランスで、結果は予選リーグ3連敗)。 ・松坂擁する横浜高校が甲子園春夏連覇(当時史上5校目、夏の準々決勝・準決勝・決勝はすべて伝説的な試合)。 ・田臥を中心として能城工業が高校3年間9冠を達成(現時点で他に達成した高校は無し)。 ・冬季オリンピックが長野で開催され、ス

日本は何処に!?米国スポーツ放送とOTTの融合と進化

(冒頭写真:Sports Video Groupサイトより) 先日、スポヲタ情報局内でYusuke Katokuが「テレビ放映時代の終焉?スポーツでもストリーミング時代到来か!?」でも述べている通り、日本同様ここ米国でもスポーツのテレビ視聴率低下が叫ばれて久しいのは承知の通りである。そのため、AmazonやFacebook、Twitterなどの新興巨大シリコンバレーたちがその巨万の富を背景にいよいよスポーツ配信に本格参入してくるのでは?と言われ続けているが、実際蓋を開けてみ

ベンチャーキャピタリスト兼NBA選手!? アンドレ・イグダーラの正体とは?

皆さん、アンドレ・イグダーラという選手を知っているだろうか? NBAファンであれば誰もが知っていると思うが、もともと76ersでアレン・アイバーソンと強力なデュオを組んでプレーしていた元オールスター選手で、2015年のNBAファイナルでは執拗なディフェンスでレブロン・ジェームズを苦しめ、チームメートのスーパースター、カリーを退けてMVPを獲得。それ以降、ゴールデンステート・ウォリアーズを「常勝軍団」へと変貌を遂げるきっかけを作った、今やウォリアーズには欠かせないベテラン選手

NBAへの挑戦:渡邉雄太の夏 Part 2(GリーグはNBAの通過点?)

先週、渡邉雄太選手がメンフィス・グリズリーズと「Two-way契約」を締結するという嬉しいニュースが飛び込んで来た。 渡邉に関しては、もともとドラフトでの指名は難しいと言われていただけに、サマーリーグの結果如何ではいきなりNBAのチームと契約できるか、またはTwo-way契約で一旦Gリーグでプレーするか、はたまた海外(Bリーグも含め)、もしくは米国に残ってGリーグのチームと契約(One-way)してNBAを狙うか、大きく選択肢は4つあったと言っていい。 NBAでのプレーを

NBAへの挑戦:渡辺雄太の夏Part1(NBA挑戦の仕組み)

渡辺雄太のサマーリーグ① 筆者は7月6日から9日にかけ、NBAサマーリーグに行ってきた。真の目的は、9日にNBAによって開催されたNBAテクノロジーExpo (バスケ関連テクノロジーの祭典)に、前回ご紹介したKeemotion社の宣伝を目的に参加する事だったが、そのExpo前後に観戦した渡辺雄太選手が所属するブルックリン・ネッツのサマーリーグの試合こそが最も度肝を抜かれた体験だった。 ​ 日本にいると、「バスケ」「アメリカ」「渡辺雄太」「NBA」という単語はしっくりくる