なんでもチャレンジさせるニュージーランド
今朝Voicyでモンテッソーリ教師あきえさんの#1280「子どものやる気を引き出すためには」を聞いていて「うんうん、本当にそうだな〜」と最近思っていたこととすごくリンクする内容でした。
自分へのリマインダーも兼ねて、今日はそのことについて書いてみようかと思います。
まず、ニュージーランドは年齢や性別に関係なく、大人も子どもも本当によくチャレンジをする国です。
チャレンジする人は応援してもらえる文化だし、機会もどんどん広げることができる。
だから起業している人も多いし、"It's never too late to start something new"という言葉があるように、何歳になっても「遅い」なんていうことは決してなく。
実際に私がこちらの大学院に通った時もクラスメイトの半数以上が私と同世代かもっと上の世代の方たちで、そのほとんどが働きながら、あるいは子育てをしながら大学院に通っていました。(私は当時30歳)
そしてこの国の子どもたちは本当にアクティブで、特にスポーツやアウトドアに関しては私が今までにやったことないようなことも小さな子が平気でやっています。
幼稚園や小学校低学年くらいの子がスケートパークでキックスクーターで飛び回っていたり、SUPやボディボードを家族で楽しんでいたり。
自分が子育てをするようになってからはそれをより身近に感じるようになり、「すごいな」と感心するばかり。
その「すごいな」の先にあるのは子どもだけでなく、それを見守る大人に対してもです。
私の息子は現在3才。
だけど早産で25週840gで生まれ筋緊張低下症を患っているため、運動発達に遅れがあります。
1才になるまで在宅酸素で過ごし、ずっとうつ伏せになることも寝返りをうつこともできず、ようやく歩けるようになったのは2才。
今は体格は周りの子に追いついてきましたが、まだ手すりなしで階段を上り下りしたり、ジャンプをしたりということはできません。
脚の筋力が弱くて線が細いので、とにかくバランスを崩しやすい。
しかも転んで頭をぶつけることもしばしば。
そんな状態なので、特に外で遊んでいる時にはどうしても見ているこちらがハラハラして手を差し伸べてしまったり、先回りして予防線を張ってしまうことが多くなってしまいました。
それではいけないなと思いつつ、やっぱり怪我はしてほしくない親心。
そうやって過ごしていたら、案の定「できない」「ママ、help!」という言葉が本人の口からよく出るようになってしまいました。
もちろん筋力が原因で能力的にできないことも実際あるのですが、やる気の芽まで摘んでしまう原因は親だなあと反省。
ニュージーランドの子どもたちがものすごいアクティブに遊んでいるのは、子を信じてなんでもまずは挑戦させるという親の姿勢や忍耐にあるんだなということにも気づきました。
最近はできるだけ見守ることに徹して(これまた難しい、、、親も日々成長)、息子が「できない」と言ったときには「できる!」「I can do it!」と、本人の口から出る言葉を変えることを意識をしています。
実際に私が何もしなくても本人が「できる」と言葉を変えただけで本当に自分でできてしまうことも多々あり、言葉のパワーの大きさを感じずにはいられません。
保育園に通い始めてから何かを自分でやることが増えたり周りの子が色々なことに挑戦している姿を見て、できることの幅がグンと広がった息子。
今まで私が彼の成長を抑制してしまっていたことへの気づきを得たと同時に、どんどん逞しくなれ!と、成長がより楽しみになりました。
親の忍耐が子の可能性を広げる。
これを頭の片隅に置いて、日々接していきたいです。
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