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螺鈿6:螺鈿の切り出し

おはようございます。
今日はまた昨日と打って変わって、抜けるような快晴でとベランダの植物たちも水を朝から欲していそうな初夏らしい朝。

さて、今日からまた螺鈿に話を戻していきたい。
貝の種類によって、色合いや真珠層の模様が異なることがわかってきた。今日は素材として真珠層の素材になったものを切り出す方法を見ていきたい。

螺鈿の切り出し方

蒔絵での薄貝螺鈿の技法は、小刀で切り出す方法、針先などで切り抜く方法、タガネなどで打ち抜く方法などがある。
また厚貝を扱う場合は、貝の表面に模様を描いてその一端に小さく穴を開け、そこから糸鋸で貝を切り出していく、という方法が取られる。

小刀で切ったりタガネで打ち抜くのはレザーにも通じる切り出し方法ではあるが、針先で切り抜いたり糸鋸で切り出すのは、硬さがあり割れる素材だからこそ、取れる手法だと言える。

また、螺鈿蒔絵の場合には、まず薄い貝を色別に非常に細かい正方形などの形に切り出す。その切り出した貝の中から、タイトル画の様に花の中には赤い貝を、葉には青い貝(緑色の貝)を、と色の良い貝だけを選別し、漆(絵漆)の中に貼り付けていくのに使用したりする。

明日からは具体的に、切り出した素材をどの様に螺鈿を漆に乗せていくのか、見ていきたい。


*上記の情報は以下のリンクからまとめています。



僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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