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【英語表現】"Cross that bridge" 「橋を渡る」以外の意味

語学学習をしていると、新しい単語やフレーズを覚えた時、知識が増えるのでそれだけで勉強した気になってしまいませんか?

私はそれだけで勉強した気になってしまい、「知っているけど使えない」状態になりがちです・・・。新しく学んだものを自分の言葉として使えるようにアウトプットも同時にやっていく必要がありますね。自分で実際に使った言葉は自分の語彙力として蓄積されていきますから。

ということで、本日はSpeakNowを使って音読練習をしつつも、その中で新しく覚えたフレーズを自分なりに使ってみて、それをネイティブ講師に添削してもらいました。

自分で文章を作って初めて、そのフレーズの使い方が肌感覚で学べるので本当に勉強になります。


「その時になったら考える」を英語で?

録音内容

※最初にお手本が流れます。
My new office might come with a computer but we'll cross that bridge when we get there.
新しい事務所にパソコンがあるかもしれませんが、そのときに(新しい事務所に行ってから)考えましょう。

ネイティブ講師からの返信

Hi Yuka, とても良くできています。
"cross that bridge" というフレーズは、通常、将来起こり得る可能性のある問題について話すときに使われます。もう一つ例文として、次のように言うことができます。
"I don't know if the computer will be powerful enough for this program but we will cross that bridge when we get there".
(そのパソコンが、このプログラムを動作させるのに十分な性能を持っているのかどうか分かりませんが、そのときに考えましょう)

フィードバックからの学び

"Cross that bridge" の意味と使い方

新しい表現、"Cross that bridge" を学びました。

"cross that bridge when we get there" を直訳すると、「そこに着いたら橋を渡ろう」という意味になります。そこから転じて、「問題はその時が来たら考える」「まだ起こっていない未来の問題を今からあれこれ心配しない」という意味のフレーズだそうです。

"cross that bridge when one comes to it" と言う場合もあるようです。

cross that bridge when one comes to it
〔事前にあれこれ心配せずに〕いざその時が来たら行動する◆【直訳】橋の所まで来た時に橋を渡る

英辞郎 on the WEB

英英辞書には次のように説明されていました。

I'll (we'll) cross that bridge when I (we) come (get) to it
an expression that means you will not worry about a possible future problem but will deal with it if it happens
(将来起こり得る問題は心配せずに、もし起こった場合はその時に対処する、という意味を表す表現)

Cambridge Dictionary

まだ起こっていない未来の問題を今から心配するのはやめて、「問題が起こったらその時に考えよう」というこのフレーズは初めて知りました。
これは日常生活で使えそうな表現です。

この表現を自分のものにするべく、SpeakNowのリプライ機能を使って、さっそく自分で例文を作ってネイティブ講師に添削してもらいました。

録音内容:
Hi Mathew, フィードバックと "cross the bridge" に関するコメントをありがとうございます。このフレーズは初めて知ったフレーズです。なのでどのように使えるのか練習したいと思います。この文章は意味が通じますか?
"Basically, I have a habit of worrying about the future so I try not to cross the bridge until I get there and focus on what I can do and the happiness that I already have."
(基本的に、私は将来のことを心配するクセがあるので、その時が来るまで心配しないように努めています。今できることや今持っている幸せに気を向けるようにしています。)

返信内容:
Hi Yuka, "cross the bridge" のフレーズですね。このフレーズは通常、何か具体的なひとつの問題に対して使われます。あなたの例文だと、"I try not to cross the bridge because you have the habit of worrying about the future(将来のことを心配するクセがあるのでその時が来るまで心配しないようにしている)" と言っていましたが、この場合、「将来の問題」となりうる心配事はさまざまな種類があるでしょう。しかしこのフレーズは何か具体的なひとつの問題に対して使われます。別の例文を紹介しますね。
"I'm a little bit worried that we won't find a parking spot at the event but let's cross that bridge when we get there(イベントで駐車場所が見つかるか少し心配だけど、そこに着いてから考えよう)". この場合、車でどこかに向かっていますが、駐車場所が見つかるかどうかの心配はせずに、もし見つからなかった場合はその時に駐車場所の心配をしよう、という意味になります。

"cross that bridge when we get there" は、未来の漠然とした心配事には使われないのですね。未来に起こるかもしれない「具体的な問題」に対して、「今は心配しないでその時になったら考えよう」という意味で使われることが分かりました。

自分で例文を作って添削してもらってよかったです。せっかく学んだ新しいフレーズをあやうく間違って使うところでした…。

学んだことを活かして、この新しいフレーズを使いこなしていきたいと思います。



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