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野坂寺12番秩父札所から琴平ハイキングコースへと

今回の野坂寺ですが、お花がきれいなお寺として有名です。

しかし、私が行った時は紅葉が終わってしまった時でした。

冬なので肝心の花が咲いていない!

お花についてはいずれ追記するか、別ページで紹介しまうので、今回は向拝の龍をじっくりみてください。

石仏、お地蔵様も多いのでじっくり見ながら歩き巡礼

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その前に秩父では至るところに石仏やお地蔵様をみかけます。

こういう道案内の石碑は巳待塔というらしいですね。野坂寺近くにありました。

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これは道祖神かな。

札所11番から歩いて12番に行きますと、住宅街のけっこう細い道を歩きます。

これは前回の巡礼で行った時とは別の道を歩いていたら、見つけました。

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ここにもありますように、道の方向としては26番の円融寺に向かっていく方向にあります。

この道案内の看板のしたにもお地蔵様です。

新しい寺名の石碑の他に古い石碑も

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ほとんど見えない状態ですが、十二番佛道山野坂寺と書いてある石碑からお寺の山門を撮しました。

なお、別のブログですが、源平梅と枝垂れ桜が咲いている時の記事を書いています。

重複している内容も多いですが、こちらから、どうぞ。

野坂寺札所12番、源平梅と枝垂れ桜と寒緋桜の頃

山門前には増上寺の石燈籠が2つ

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どこまで写真の文字が見えるかわかりませんが、石燈籠の下の柱のようなところに「増上寺」と書いてあるのが見えると思います。「武蔵 増上寺」ですね。

野坂寺では山門前に2つありました。三つ葉葵の紋章が見えます。

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こちらも増上寺の石燈籠です。文昭院と書いてあります。

上の写真もこれと同じですが、三つ葉葵のご紋が見えます。

水戸黄門のドラマで見ますよね。この紋所が目に入らぬか!

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ということで、こちらが野坂寺の山門の全体像です。享保年間のものだそうです。

先程の写真でもわかるかと思いますが、花頭窓がみえてなかかなかいいです。

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山門に入るといきなり観音様です。あずかり観音です。苦しみをあずかってくれるから、あずかり観音です。

その右側には、怪力柳生の牛だとか。

昭和6年頃から戦後にかけて、トラックの代わりに、米や麦、薪や炭、野菜を運んでくれた牛です。

芦ヶ久保から横瀬、そして秩父へと遠い道のりを運んでくれました。

牛に上には、十牛観音が座っています。

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その柳生の牛の説明です。人間のために大活躍した牛です。

怪力牛、力持ちだけあって、気性も荒かったのですね。それでも人のために頑張ってくれました。忠実に復元していただいたという牛の姿です。

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一方左側は、風神雷神の像です。それと山の神、雨の神だったかな。

それにしても観音様の横についたお顔が怖いな。憂い悩み、そして怒りの表すお顔とともに三面を持つ観音様です。

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山門の裏からみました。こちらにも中央に観音様です。ちょっとなまめかしく感じます。

さらに山門の上には、お釈迦様、阿弥陀如来、不動明王でしょう。

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水屋にも観音様がいて、手にもったところから水が出てくるようになっていました。これはいいですね。

その後ろに弁財天堂が見えました。

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中を見たら、弁財天様が中央にいらっしゃりますが、そのまわりに七福神です。

七福神堂でもあるようでした。

龍の彫刻がすばらしい向拝

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本堂前でお経を唱えていると、ついつい上を見るのを忘れてしまいますが、こちらの向拝に注目です。

立派な龍の彫刻があります。

ここからは香炉で隠れてしまっていますが、本堂前には、ふれあい観音様が座っています。聞く所によると、住職のデザインなのだとか。

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こちらからの写真でわかりますね。本堂前に、ふれあい観音様です。本堂の中の観音様は、総開帳の時にしかお会いできません。

私が以前に行った時は、梅の花が咲いていました。枝垂れ桜がちらほらという時でした。他の人のブログでは、ハスや睡蓮が咲いている写真もありました。

ボケの花もきれいなのだそうです。参道には、ソメイヨシノの桜です。

藤棚も見ましたから、藤の花もきれいでしょう。それと秋は紅葉です。

そう思うと、私くらいではないかな、お花がほとんど無い時期に巡礼したのは。

いずれまた、これに追記するか、別ページにするか、わかりませんが、境内に咲くお花についても写真を載せようと思います。

松坂峠と山の神(大山祇神社)から羊山公園へ

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西武鉄道の線路が上にあるガード下をくぐって、元の西武秩父駅方面に向かっていくと途中で、羊山公園に向かう坂道があります。

かなりの勾配で上っていくには、けっこうきついのですが、降りる時もこれまた、気をつけないと滑ってしまうほどの坂道です。雪の後はかなり危なそうな急勾配です。

この急な坂道を「松坂」と呼ぶのだそうです。古くから「まっつぁか」と呼ばれていたとか。

ここの地図にもあるように、坂を上りきると、山の神の祠があります。

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この神社が大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)なのだそうです。鳥居のところにも、そう書いてあります。

そしてここが松坂峠です。

ここに「思いやりの木」があるとのこと。実は、この「思いやりの木」と野坂寺は縁があるのです。

思いやりの木は複雑にからみあい

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まがっている木とまっすぐに伸びる木が交差しています。

これが思いやりの木ということでいいのかな。

この木をなでて山の神様にお祈りすると、結婚できるとか、夫婦円満になるとか伝えられているのだそうです。

婚活系女子は、必見です!

その前に坂を上るのが大変ですが。

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昔、野坂寺の和尚様が若者の願いが叶うように、幸せに暮らせるようにと「思いやりの木」を植えたのが始まりだそうです。

「思いやりの木」は母なる木、すなわち栂(木偏に母で、つが)と、熱のある木(火の木)=ヒノキを抱き合わせて植えたのが始まりですって。

どちらが栂でどちらが桧なのか、詳しくない私にはわかりませんが。

さて、この大山祇神社をさらに公園のほうに歩いていくと、羊山公園へつながります。羊山公園の南側は、芝桜の丘があります。

北側には見晴らしの丘があります。

琴平ハイキングコース、すなわち、私がこれから向かっていく先には、羊山公園内にふれあい牧場もあります。羊山というのだから、羊もいるでしょう。

次回はここから琴平ハイキングコースを歩いたことを書きたいと思います。


最後に余談。

西武秩父線に乗って秩父へ

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私は、秩父へは西武鉄道を使っていくことが多いです。以前は秩父鉄道も使っていたのですが、本数が減ってからは、主に西武線です。

それで特急のラビューではなく、普通列車の各駅停車(「各駅」となっている)に乗るのですが、飯能で今までの列車が切り離されて、4両編成になることが多いのです。

その4両編成になったところの西武線です。

西武鉄道の西武秩父線となります。正確には吾野駅から西武秩父駅を指すそうですが、表には「西武秩父」となっています。

それと切り離されたので、それまでつながっていた部分がみえています。

密着連結部というみたいですね。先が尖っています。

自分の記録用として写真を載せておきました。


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