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秩父札所26番は改修工事中、岩井堂がお参りの場所(もしくは仮本堂へ)

琴平ハイキングコースから札所26番、27番に行った時の話の続きです。

27番大渕寺については前回書きました。

本来なら札所25番から歩いて26番に行き、その後、奥の院の岩井堂に寄ってから、27番、そして札所28番へというルートなのですがが、27番から26番に行きました。

奥の院の岩井堂へ行かない人(足が悪くて行けないとか、300段以上の石段を登れないなど)は、26番に行ってから、裏に行き林のそばの脇道を通ることができます。

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これは26番からその道、土の道ですが通って行った写真です。

右の木の前にある「巡礼道」のところの札に、矢印と26番と書いてあるものが見えると思います。

円融寺はボタンの花がきれいなのだけど本堂は改修中

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ということで、この林の間の道を通るとすぐ着きます。

ですが、始めに言っておきます。

26番円融寺は現在このような状態です。

観音堂は、奥の院の岩井堂ですから、厳密にいえば、本堂は修理中でもいいのですよ。

観音霊場めぐりなので。

しかし、先にも書いたように、岩井堂に行かない人、行けない人もいます。

では、どうするか?

それについても書きますから、下まで読んでくださいませ。

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もう二度と見れない光景だと思って記念に写真を撮りました。

こういう状態のお寺が、坂東33観音霊場にもあって、そこで御朱印を頂いた時、「もうこういう光景は私が生きている間に見られないですよね」と言ったら、「そのように前向きに考えてくれる人は、ほとんどいない。最近3ヶ月ほどそのような発言はなかった」とのことでした。

いやはや、みなさん、文句ばかり言っているようで。

まぁわかります、せっかく遠くからお参りに行っているのに、工事中!そこの霊場は、観音様のいらっしゃる場所でしたし。

それから比べるとまだ26番さんは、お参りできる場所があります。

奥の院の岩井堂と、そして、これ。

本堂前の参道右手の庭に仮本堂あり

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札所26番に行ったことがある人ならわかると思いますが、本堂への階段を上がる手前の右手に、きれいなお庭があります。

いつもきれいに管理されているお庭です。

そのお庭の寺務所に近い場所に、仮本堂があります。

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私が行った時は、すでに窓が開いていました。

ご不便をおかけします。と書いてあります。文句を言いたくなった人はぜひ、こんな機会はないとおもってください。本堂が完成したら、もう一度お参りを。

それでなくても、観音様は岩井堂です。

前にも琴平ハイキングコースの紹介で書きましたが、岩井堂の写真も、少しだけどうぞ。

その時の記事


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またもや、Noteに写真をアップすると順番がめちゃくちゃになるという現象が起きております。

しかし、岩井堂の階段をのぼって観音様の前に行く時に、最初に目に入るのは、この案内です。

それくらい琴平ハイキングコースを使う人が多いのか。

矢印の方向は、長者屋敷跡と羊山、すなわち芝桜で有名な羊山公園への方向です。

そして、いかにもすぐに着きそうな感じで書かれている「左の小路を三分登ると(七十五メートル)、鋳造大仏座像(二メートル)、秩父修験堂等があります」の文字です。

私は岩を登るのに、3分以上かかりましたよ。

小学生のほうが登るの早かったという。

岩井堂は清水の舞台と同じ懸造り

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300段以上の石段を上ってきても、ここの岩井堂の中に行くにはさらに登る必要があります。

山の斜面に立っているお堂です。

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岩がけっこう間近まで迫ります。

ブラタモリの本でも紹介されていましたが、大渕寺の護国観音からここの懸造り(かけつくり)の岩井堂は一続きの硬いチャートの岩になっているそうです。

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硬い岩の上に建てられている岩井堂です。大昔の秩父湾にあった硬い岩、深海底に積もったチャートがあるのです。

それにしてもここにお堂を建てたのもすごいことです。

岩井堂については以前の記事に載せたので、これくらいにとどめておきます。

札所26番の前にある庭も見て

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どこかの公園ではないかと思ったほどの本堂前のお庭です。

ベンチも置いてあるので、休憩もできますね。

仮本堂の横には、ロウソク立てや金剛杖などの杖立ても置いてあります。

そして、瓦奉納の案内も

願いがあるなら、瓦奉納はいかが?

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「貴家の願いが本堂の一部となり末永く、観音様のご利益を受けられます」と書いてあります。

琴平ハイキングコースでみた、大仏も寄進によって建てられました。同じようにこの場合は、瓦ということですね。

令和4年春の完成を予定しております。寛政9年(1797年)に改修されて以来約220年ぶりの改修となります。ご本尊様と一人でも多くの方々にご法縁を結んで頂きたく、ここに瓦奉納のご案内を申し上げる次第であります

瓦1枚が2000円ということです。

お願い事がある人にはいいでしょうね。ご祈祷の時のお札みたいな感覚でしょうか。それを考えるとお札よりもリーズナブルな料金です。

道しるべの石など

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最後に道しるべの石を撮った写真をあげておきます。

これまた、写真の順番が逆になってしまっています。

下に写した「延命地蔵尊」の石碑の裏側が先に出ています。

この石だけみたら、さっぱりわかりませんよね。

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参道のはじめにある延命地蔵尊の石碑です。

遠くにみえるのが改修工事中の円融寺です。

これだけ参道があるということもわかりますね。桜の時期は遠くに桜が見えてきれいでした。

桜の時の別ブログの記事もどうぞ


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その前には、道しるべです。

「右二十六番岩井堂」と書いてあるのかな。

「巡礼道」の札が逆さまになっていて、突き刺さっているように見えます。

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