琴平ハイキングコースから26番と27番の巡礼道へ(修験堂から護国観音で秩父札所まであと少し)後編

画像1 前回は中途半端なところで終わってしまいました!鉄板の階段を上っている途中で終わり、という。落ちてしまったのではないかと思っている人もいたのではないかと(冗談ですが)。この鉄板の階段ですが、上に上がったと思ったら、まだ先がありました。いったん土の上を歩きまして、さらに階段を登ります。
画像2 上っている時に気がついた岩です。べべ岩ってなんだろう。さね岩もわかりません。さらに(正しくは、つび岩です)と言われても、正しいのかどうかもわかりません。岩に詳しい人がいたら、これは貴重なものなのか聞きたいです。それとも地域の呼び名かしら?
画像3 ちなみに修験堂は岩場のてっぺんにありますが、このようにして支えているようです。あまり見るとかえって怖い。
画像4 修験堂に到着です。修験堂で修験者たちが修行するのですが、正面にある神仏にお祈りをしてから外側の危険な廊下を1回、回ります。その後、この中央の輪を回すのです。ここには南無阿弥陀仏と書いてありますが。
画像5 横をみると、干支十二支が書いてあります。十二支の輪を1回動かして、十二支、すなわち12回も回廊をまわって元の干支がでたら、一回の行の目安としたそうです。
画像6 子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥とともに、梵字でしょうか。書いてあります。しかし、回廊って、この回りのことでしょうか?
画像7 提頭?善神、と神様の名前ですかね。門については妙覚門と書いてあります。秩父の札所は熊野権現の影響があるそうなのですが、ここには「熊野弐所大権現」と書いてあります。弐所だから2柱の神様ってこと?
画像8 それと小さな祠には、小天狗と大天狗と書いてあります。ここは岩井堂の近くですから、影森という(影森駅もあり)場所です。影森は文字とおり山の影になって立冬から立春まで日の出が遅かったそうです。
画像9 妙覚門から眺めが良いのですが、木々が茂ってしまっていて、眺めよりも組んである木の板に目が行ってしまいます。
画像10 こちらの角には、吠室羅摩?善神。なんだかわからない漢字がありますので、?にしました。善神とは、釈迦如来の回りにいる神様のことだそうです。
画像11 羅盧博叉善神となっています。広目天のことだそうです。
画像12 達筆すぎてわからない門名。修行門かな。北西の場所に、両神山が見えるらしいのですが、わかりませんでした。
画像13 こちらは等角門です。これで修験堂の中をぐるっとみました。この門名が、東西南北を表すのかなぁと思いました。
画像14 外側に出たら、また門名がありました。またもや達筆。叢心門と書いてあるように見えたのですが、調べても出てきません。おそらく仏教用語でしょう。漢字も間違えているのでしょうね。
画像15 修験堂を出ましたら、鋳造大仏座像が見えてきました。前回、来た時は岩井堂のほうから来たので真正面でしたが、今回は後姿からです。石燈籠もあります。
画像16 二メートルあるといわれる大仏。観音講によって寄進が集められ大仏が作られたとのことです。この大仏もここに運ばれてきたのは、かなりのご苦労があってのことです。26番の岩井堂、27番、28番も地元の形の労力奉仕があってできたものとのこと。
画像17 正徳四年の年号とともに、江戸の人々の戒名が刻まれています。大仏と言われていますが、正面には「正観音」と書かれています。聖観音でもないのですね。
画像18 さて次は、急な細い山道(岩道)を下って岩井堂のほうへ行きます。26番は円融寺と言われていますが、奥の院(岩井堂)のほうに観音様がいらっしゃるのです。
画像19 先程は閻魔大王からお地蔵様、石仏が並んでいました。岩の間には石塔もありました。
画像20 いつもの秩父の奉納額絵です。今回は秩父次郎重忠の話。畠山重忠のことです。「この寺は重忠の祖父の代より信奉され重忠は特に信奉して多くの霊験を受けた」と書いてあります。
画像21 岩井堂からのながめ。遠くに秩父の山々が見えるとなっていますが、回りの岩に気を取られます。なんせ岩が露出しています。この岩の隙間に先程のような閻魔大王や石燈籠などが置いてあるのです。
画像22 26番円融寺のほうから杉木立の間にある300段の石段を上ってきたら、この光景がまず目に入ります。京都の清水寺(清水の舞台)を真似た造りになっています。
画像23 岩井堂までの階段から降りて、27番の大渕寺(護国観音)に向かう道か、岩井堂下の階段を降りて戻る道かの分岐点です。琴平ハイキングコースの羊山公園から来て疲れてしまった人や時間がない人はここから26番の円融寺へ降りていきます。私は先に27番を目指します。琴平ハイキングコースといわれるので、琴平神社を目指すのもいいですね。私はそちらから降りたことはないですが。
画像24 27番の前に、護国観音ですね。先程の分岐点からほどなく、鉄板の橋を渡ります。ガタガタ音をたてて、渡りました。
画像25 しばらくすると、今度はロープをつかんで上る場所です。けっこう岩井堂から護国観音までの山道は、スリルに富んだ道です。
画像26 前回通った時は、岩場のところも避けないでしっかり登りましたが、今回はなるだけ迂回できたら迂回するようにして歩きました。遠くに白いものが見えますが、それが護国観音です。前回は岩井堂からやけに遠く感じましたが今回は覚悟していたからか、それほどでもない気がしました。
画像27 先程の岩場も上っても行けたはずですが(前回は登りました)、遠くても迂回しました。ピンクのリボンがあったので、通ってはいけないのかと思いましたが、ダメだったら途中で引き返そうと思ったら通ることができました。
画像28 護国観音へとつながる道です。岩場を登らないとけっこう迂回することになります。いったん、大渕寺のほうまで行って、戻る形になります。
画像29 ここまで登れば、護国観音はすぐ近くです。私は前回見たので、護国観音の前まで行かずに引き返しました。
画像30 護国観音からは27番の大渕寺を目指します。しかし、あともう少しです。羊山公園から来たと思えばあとちょっと。というところでNoteの写真の制限枚数に来てしまいました。この次は27番大渕寺のページに書きます。

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