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西光寺秩父札所8番はコミネカエデが有名

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今回の秩父札所巡りは、今まで主に徒歩、歩き巡礼だったので、いろんな交通機関を使ってみようと思っています。

その第1段がレンタサイクルです。まずは自転車を借りた話から。

前回の四萬部寺もレンタサイクルを使って行きました。前回は西武秩父駅を出てすぐの秩父観光情報館から乗りました。

今回はブコーさんからです。ブコーさん観光案内所からスタートです。

この芦ヶ久保駅付近は、夏は果樹園、冬は芦ヶ久保の氷柱として知っている人も多いことでしょう。

駅から歩いて数分のところに観光案内所があって自転車を借りることができます。

今回は、レンタサイクルの「乗り捨て」という方法を利用して芦ヶ久保駅から西武秩父駅にて返却ということで自転車を借りました。

「乗り捨て」という方法は、通常のレンタサイクルの料金にプラスして千円かかります。駅を中心にぐるりと回る人以外は、別のところまで自転車で行ったほうが効率よく回ることができます。

横瀬町ブコーさん観光案内所でレンタサイクル

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前回借りた自転車が3段ギアだったので、今回は7段ギアのものを借りました。しかし、けっこう前輪のフレームというのですか。

それが高くて何度も足が引っかかりました。いつもはママチャリしか乗っていないため慣れなかったです。

足を前に出して乗り降りするからです。これがクロスバイクの人なら後ろに足を持ってくる、というかそもそも前に出しても足が引っかからないのでしょう。

自転車の説明ではないので、ここまでにして、とにかくレンタサイクルで巡ってみました。

前回、西武秩父駅近くの観光案内所で借りたことがあるので、自転車の鍵のかけ方などは慣れました。自転車の前後の車輪に鍵をかけます。

東国花の寺でもある西善寺

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コミネカエデが有名なお寺なので東国花の寺にもなっています。埼玉県の東国花の寺札所1番だったかな。秩父札所では8番のお寺です。

東国花の寺はお花の有名な寺院だけでなく、このような有名な紅葉も入っているのですね。

まだ11月だったので、コミネカエデが多少落葉しているかも、と思っていたのですが。。。

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山門を入るなり、ガーンです。

ほとんど落ちてしまっていました。これは多少どころではありません。

紅葉ばかりも面白みが欠けるので、半分くらい落ちてしまって土に紅葉があるといいなと思っていましたが、これではほぼ落葉です。

その代わりコミネカエデの枝ぶりはわかりますが。

盆栽みたいでしょ?

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お地蔵様と一緒に。本来なら紅葉とともに、インスタ映えしそうな場所です。

ゴツゴツした幹と木の根元。

しかしあまりにも紅葉がなさすぎです。

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念佛講と書いてある石碑とともに。

たしかに葉っぱがあると幹や枝には目が行きませんから、年代物のコミネカエデだとじっくり見るには落葉したほうがいいのでしょうが。

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とはいえ、少しでいいからまだ枝に残っている部分はないかと必死になって探しました。一応、11月ですし、12月に入ったらもっと葉っぱは落ちてしまっていることでしょう。

紅葉の最盛期には本堂から見る紅葉も

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ついでの話ですが、紅葉がきれいな時期は本堂に入ってそこから庭の紅葉を見た、という人たちがいました。

その時、本堂からみえる紅葉はこの小ぶりの紅葉の木です。

本堂に向かって左側の白い壁の向こう側にありました。

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西善時で、必死になって枝についた紅葉を探しまして写した写真です。

これくらいの量のほうが味わいあっていいかも。と負け惜しみ。

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仕方がないので、本堂前の菊の花を愛でることにしました。

キレイだなー

細っぽい線香花火のような菊もありました。白や黄色のものはボリュームある菊です。

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コミネカエデの全体像を把握するには、この角度からどうぞ。

実際に行ってみるとわかりますが、かなりの大木ですよ。

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本堂の外から欄間の彫刻と御詠歌を撮しました。

西善寺の観音霊場としてのご本尊は、十一面観音。十一面観世音菩薩座像です。恵心僧都作と言われてます。

お寺のご本尊は、阿弥陀如来三尊です。

樹齢600年のコミネカエデの前には如意輪観音像

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赤い枯れ葉の絨毯に座る如意輪観音さま。

如意ですからね。「意のまま願うままに富貴、財宝、智慧、勢力、威徳を授けてくださる観音さま」です。

枯れ葉の上にあるのもいいですが、6月頃の苔むす頃にも見ごたえありそうです。

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境内にはコミネカエデだけではなく、このような常緑樹もありまして、緑の場所もあります。

そこにいらっしゃるお地蔵様。杖を持っているから、何かの石仏かな。

コミネカエデと青空と武甲山と落葉

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遠くに見える武甲山。

ここからは、落葉したもののコミネカエデの良さをなんとか伝えられるかと写真を連発。

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逆光にすると紅葉が透けてみえるとか聞いたのですが、どうでしょう。

夕方でもなく、お昼12時の光景です。

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埼玉県の天然記念物であるコミネカエデ。

「こみねかえで、樹齢約六百年」という文字が見えますか。

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数少ない枝についた紅葉。

それにしてもこの枝ぶりは、まるで人体を走る血管のようです。

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コミネカエデと、如意輪観音さまと、武甲山。

武甲山を入れて撮るには、これくらい落葉のほうが良かったのかも。

写真が趣味の人は、時期の参考にどうぞ。

私が参拝に行ったときも、この時期はほぼ毎週のように立ち寄ってコミネカエデをみているという人が車で来てました。お昼休みに抜け出しているみたいでした。

さすがに、もう落葉となっているので、これを見たら来季まで来ないかもと行ってました。

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納経所のそばには南天の実です。

黄色い花もありました。冬が近づく感じがしますね。

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