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【実話から考える授業】

毎年、後期期末試験後に数日授業があって冬休みにはいります。
新しいLessonに入るのもいいけど、私はあえて普段できない題材で授業をしています。


毎年これをベースにロイロでこプロット図を作成



1.高校生でもワクワクする題材

大人が読んでもワクワクする1冊です

米ジャーナリズム史上、もっとも有名な社説で、
1897年に、ニューヨークの8歳の少女が地元New Yorkの The Sun紙(保守高級紙)に手紙です。
大変有名な実話であるこちらを題材に、ちょっと大人になっている高校生にあえて尋ねてみます。

2.サンタはいる?いない?

ロイロノートのアンケートからスタート。
棒グラフが変化する様をみんなでわいわいして眺めるだけでも途中で回答し直したりしてかわいいです。

たまたま半々になりました

3.Virginiaからの手紙に新聞の編集長としてお返事を書こう!

15-17の生徒が8歳にお返事を

8歳のVirginiaは友達が「サンタなんていない」て言うけど、本当なの?と新聞社に手紙を書きます。すると、この新聞の編集長Francis Churchは、社説で「いる」と断言しました。

生徒たちは、この回答を知る前にそれぞれの返事を書いてくれます。
解答は、canvaで作った数種類のクリスマスカードから好きなカードを選んでもらうのもお楽しみの1つにして、提出はロイロノートで。

提出箱を眺めるだけでも楽しくなります。

3.回答は動画を観て聞きとります

アニメなので観やすく、理解しやすいので、高校生でも喜んで観てくれます。

4.答えを知り、実際に記事を一緒に読みます

画像出典 wikimedia common (public domain)

何年、何十年たっても色褪せない美しい文章に生徒と読みながらうっとりしてしまいます。
毎年、一緒にやる生徒は違うけれど、毎年感動するのです。

高校生が相手は8歳ということで、友達とワイワイとそれぞれのクリスマス体験を話しながら一生懸命に英文を考える姿は見ていて微笑ましいです。

5.Francisの返事を読んでから全体を振り返る

深く考えた子もいれば、淡々とこなした子もいますが、
必ず何かしらの心の動きがあります

6.今年はやっぱり、コレに聞いてみました。 
私: Is there a Santa Claus?


さすが予想通り、いつも答えをYesとは言わないし、Noとも言わないあたり、Francisの返事にも寄せている感じもします。

次に私は8歳の娘の母親で、娘からサンタはいるのか回答を求められて困る、と相談をもちかけました。

確かに神秘性を保ちつつ正直に答えるのは難しいとわかってくれています(笑)

 笑ってはいけないのですが、やはり、これだけ淡々と答えてくれるので、予想通りであっても、予想外の内容であっても、嘘をつかれていても憎むない回答を提供してくれるのですよね。

つまり、母である私にアドバイスとして、
①彼女の好奇心を認めてあげる
②彼女の考えを聞く
③サンタの精神を強調する
④伝統と信念について話す
⑤安心させる
⑥与える精神を奨励する

AIは日々の忙しさで良い回答が浮かばない母に子育ての大切な部分を思い起こさせる良きアドバイサーになってくれるかも🤭

最後に、
サンタに欲しいものを書いて、
共有ノートで共有して終わりました。

みんなで共有ノートに入ると重くなるので、
フリーズ防止に、一度バックアップで提出箱にオーナメントを提出させてから飾り付けました。

高校生でも決してシラけないクリスマスのアクティビティを毎年探究しています。

6/100

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