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溢れる漫画愛、2020年に読んで良かった&満足した漫画勝手に6選

元々子供の頃から妹弟と漫画を貸し借りしたり、漫画を描いて漫画雑誌を作るごっこ遊び(出版社の真似事をしていた)をするくらい漫画が好きだった。今でも覚えているのは、小学1年生のときに年の離れた従妹の家でりぼんに連載されていた『ときめきトゥナイト』をきっかけに漫画にはまり、それ以来、りぼんやなかよし、はなゆめなどの少女漫画系からコロコロコミック、ジャンプのような少年漫画系、ビックコミックのような大人系まで、子供時代はいつも漫画の世界が傍にあった。時にはファンタジーの世界に浸ったり時にはリアルな大人の世界に憧れたり。

しかしながら、大人になって漫画を置くスペースの問題や、やるべきこと・興味の対象が増え漫画熱はすっかり影を潜めてしまっていた。
そんな中、電子漫画という便利なものが一般化しコロナ禍で在宅の時間が増えたことで、まさかの漫画熱が再燃し昨年1年で30タイトル以上に課金していた2020年。
せっかく課金したので、備忘録的に2020年読んだ中から課金し甲斐があった6作品を勝手に選んでみた。課金してみて思ったのは大人になっても漫画から得るものは多い。いくえみ綾の人間くさい恋愛ドラマも大人になってからのほうがわかりみが深いというものだ。

広報関係のフォロワーさんには、今回のnote広報にもビジネスにも何の役にも立たない記事で申し訳ないけれども、ステイホームで時間を持て余している漫画好きな人にとってはもしかすると新たな出会いがあるかも。

日本一ジャンルの振れ幅が広い(自分調べ)2020年に読んで良かった&満足した漫画勝手に6選
※中にはまだ完結していなく連載中のものも含む


・鬼滅の刃
https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/kimetsu_2.html
泣ける度:★★★★★
元気になれる度:★★★★★

言わずと知れた大人気の名作なので説明は割愛するけれども、ひさびさに漫画で号泣したし楽譜買ってピアノで弾いたりグッズも買っちゃうくらいはまった作品。実は世の中でブームになってからトレンドは押さえておかねばと思って読み始めたのだけど、キャラクターの魅力やエピソードの人間ドラマが深い。そして、最近のエンタメコンテンツではめずらしく容赦なく重要人物が死んでいく無情な展開に炭治郎と共に何度も心折れそうになったけど、それでも意思を成し遂げたラストにすごくエネルギーをもらえた。
炭治郎の苦しみに比べたらわたしの悩みなんて軽く乗り越えられるぞと(笑)。

・約束のネバーランド
http://sp.shonenjump.com/j/sp_neverland/#/
世界観に没入できる度:★★★★★
オフモードになれる度:★★★★★

SFファンタジーとミステリーと人間ドラマの要素がバランス良く、近未来モノの中では断トツに世界観の作り込みが見事で、自分もその世界の登場人物の一員のような気分になってくる。個人的には在宅勤務でオンオフの切り替えができないときに読むのが最適な作品だけど、没入感がすごいので夜寝る前に読むと鬼に追いかけられる夢を見そうな点は要注意。

・それでも愛を誓いますか?
https://book.asahi.com/article/13199729
リアリティ度:★★★★★
パートナーとの理想の関係を考える度:★★★★★

セックスレス、ミドサー女性のキャリア、介護問題、シングルマザーなど、登場人物それぞれが今の社会でリアルに懸命に生きているからこその問題を抱えていて、その心情の移ろいが繊細に描かれていて共感させられる。魅力的な登場人物の中でも、一回り下の男性が既婚者の主人公に一途に片思いする気持ちはただただ切ない。。

・青のオーケストラ
https://urasunday.com/title/288
青春の感動を味わえる感:★★★★★
画で音楽を楽しめる度:★★★★★

千葉県立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部をモデルにした青春音楽ドラマ。恋愛もアクション要素もないのに惹きつけられるのはすごいと思っていて、わたし的には音楽版スラムダンク。音は流れていないはずなのに漫画を読んでいると、実際にその音楽が聴こえてくるようなくらい音を画で描く描写が素晴らしい。音楽漫画には新旧名作が多いけど、この作品もそのうちの一つに加わっていくだろうと思う。

・ゆびさきと恋々
https://go-dessert.jp/kc/renren/
キュン死に度:★★★★★
幸せな気分になる度:★★★★★

海外大好きなイケメンと聴覚障害を持ったワンコ系女の子の、大学生同士の超絶ピュアラブストーリー。意地悪な要素もエロ要素も一切なく、天ない(天使なんかじゃない)を彷彿させる純愛漫画。何がすごいって恋をしてるときの感覚を思い出させてくれる。言葉や何気ない行動のひとつひとつにキュンとして、あぁ好きな人がいるってこんな感覚だったよねと恋愛の高揚感を疑似体験できる漫画。

・パーフェクトワールド
https://kisscomic.com/c/perfectworld.html
純愛度:★★★★★
価値観変わる度:★★★★★

主人公の女性が事故で車いすになった初恋の男性と再会するところから始まり、仕事や恋敵、家族、様々な困難に遭いつつも乗り越えて、絆を作っていく壮大なラブストーリー。読みながら、自分の中の強さや多様性ってまだまだ浅かったなと思ったのと、愛って合理を超えるものだと当たり前のことに気付かされた。二人の姿は「幸せは相対的じゃなくて幸せの基準を作るのはいつも自分だよ」と伝えてくれる。


番外編

たかが漫画、されど漫画、ビジネス書顔負けにビジネスに役立つかも?しれない本
・正直不動産
https://bigcomicbros.net/work/6319/
家購入を検討してる人におすすめ度:★★★★★
作品の中でも描かれているように不動産業界は業界の中と外との情報の非対称性を糧に稼ぐという側面が少なからずあるのは事実なので、不動産会社の広報として、不動産の売買を検討したときにぜひ一読することをおすすめしたい。
2021年5月31日追記
トリリオンゲーム
https://bigcomicbros.net/work/38477/
スタートアップに勤務している/したことがある人におすすめ度:★★★★★
漫画なので多少ドラマティックに描かれてはいるけれども、スタートアップの夢に魅せられたことがある人なら共感必須のジャパニーズドリームストーリー。”稼ぎたい”ただそれだけで起業するのも立派な動機。スタートアップに大事なのは成し遂げたいゴールにコミットメントすることと同じくらいコミットメントできる仲間を見つけることの2つということがわかる。

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