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社会福祉援助技術における私の柱

どうも、ゆかりです。今回は前回に引き続き、ソーシャルワーカーの話題です。対人援助技術のお話しなので、カウンセリングにももちろん、有効活用できる内容です。自分の源になってるな、って思います。

【カール・ロジャーズの来談者中心療法】

アメリカの相談心理学者であるカール・ロジャーズ
私の1番好きな心理学者さんです。
彼が提唱した来談者中心療法とは、「人間は本来、自ら成長していく力を持っていることを前提にし、来談者に対して指示・教示することなく、来談者を受容した非指示的な態度によって相談援助を行う方法」とされている。
支援者として、来談者に対する主要な態度は「受容、傾聴、共感」。
カウンセリング分野で発達した心理療法であるが、相談を生業とする全ての人にとって必要なプロの態度と言える。

【バイステックの7原則】

アメリカの社会福祉研究者であるフェリックス・バイステックが提唱。
援助者とサービス利用者に望ましい援助関係を成立させるための個別援助における援助関係の原則。
①個別化
②意図的な感情表現
③統制された情緒的関与
④受容
⑤非審判的態度
⑥自己決定
⑦秘密保持
HSPでエンパスなワタクシ、②と③が非常に苦手。

【パールマンの4つのP】

アメリカの社会福祉研究者ヘレン・ハリス・パールマンによるケースワークに共通する構成要素を説いたものの略称。
①援助を必要とする人(person)
②その人と社会環境との間の調整を必要とする問題(problem)
③個別援助が具体的に展開される場所(place)
④援助者とサービス利用者との間の援助過程(process)
パールマンは、援助技術そのもというよりも問題解決アプローチの体系化を社会科学理論を基盤として大きな功績を残した。

【まとめ】

改めて、社会福祉分野と心理学分野での対人援助における基礎となる援助者の在り方やアプローチ方法、態度などは共通の考え方や理論に基づいているなぁ、ということがわかる。
細部における、技術やスキルなどはそれぞれの分野での専門性をより必要とするが。
面談や面接技術そのもの、人間力の発揮における根本の態度や倫理観は近しい。
特に、クライエントが自分で答えを見出し自分の人生を選択するという自己決定が最も大切な考え方だと再認識した。
そのために、受容、傾聴、共感であり、様々なワークや面接技術を用いていくのだ。
援助者のセルフケアも必須、自己コントロールが曖昧だとクライエントに対した際にプロとしての関わりができなくなってしまう。
共感と同調や同情の区別もしっかり取らねば、信頼関係の形成どころか、依存関係にもなり兼ねない。
セルフケア、セルフケア、ここは日々意識して行いたいところ。
自己覚知して、他者理解を深めること。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
あなたの生きづらさが少しでも柔らかいものとなりますように。
またお会いしましょうね。



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