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【初転職】年収アップを狙う職務経歴書の書き方

ユカリスの上谷です!

転職で年収アップを狙うなら、職務経歴書が鍵を握ってきます。
ここで手を抜けば書類選考の段階でお見送りとなり、活躍したい企業で面接さえ受けてもらえない可能性が出てきます。

この記事では、年収アップを実現するための職務経歴書の書き方のポイントを詳しく解説します。


なぜ職務経歴書が大事なのか

転職活動を始めることは、競争が激しい「転職市場」に入ることです。
企業はこの市場から、自分たちに合う人を見つけて「企業成長」を目指しています。

その中で、自分が他の求職者よりも優れていることを示す手段が「職務経歴書」です。

一つの求人には、数十人、多ければ数百人が応募します。特に有名な企業には多くの応募があります。その中で目立つためには、職務経歴書が重要です。

1つのポジションに対して少なくても数十の応募があって、大手企業や知名度の高い企業の求人では、数百人規模の応募が来ることもあります。
数十〜数百といるライバルと差別化するためにも、職務経歴書は重要な役割を果たします!

その職務経歴書を作成するにあたって重要なポイントは下記になります。

① 業務内容や実績などを数値化する
② 実績よりも再現性
③ 応募ポジションの必須要件に合わせにいく

①業務内容や実績などを数値化する

美容商品を扱う「ユカ子」さんがいたとしましょう。
転職を検討することとなり、職務経歴書を作成したとします。同じ仕事内容でも職務経歴書の書き方によって、書類の見え方が全く異なるので一緒に見比べてみましょう!

【アピールができてない職務経歴書】

【担当業務】
・接客販売
・後輩教育
・商品陳列
・データ入力作業

【実績】
・独自に設定した売り上げ目標達成
・チームメンバーの売上も増加

上記のような書き方はスマホアプリで簡単に作成している方にありがちです。
職務経歴書の内容がただ箇条書きだけで終わってしまって、詳細な情報が分からない状態です。これだと他の求職者との差別化が全くできなくて、書類選考の段階でお見送りになる可能性が大きくなってしまいます…。

【アピールできる職務経歴書】

【担当業務】
・商品陳列
・接客販売(100名程度/日)
・メンバーとしてチーム内3人への教育担当
・目標を管理できるExcel表の作成とデータ入力

【実績・意識したこと】
■業務の目標設定とチームへノウハウ浸透
社内でノルマ設定はなく、独自に1日で◯万円の売上を作ることを目標にしていましたが、普段のターゲットユーザーである20~30代の女性だけだと目標達成が難しい環境でした。

そのような状況の中でプレゼント選びに来ている
男性は何を選んだらいいのかを把握していないことが分かり、
こちらから声をかけてヒアリングを通した上で提案すると
女性と比較して購入に繋がりやすいことが判明しました。

結果として、独自の目標設定に対して◯%を達成しすることができ、
自分の取り組みをドキュメント化してチーム内にも浸透させた結果、
教育担当メンバーの月間売上を前月比で平均◯%上昇させることに成功しました。

この経験から自分の経験に再現性を持たすようにすることで、
チーム全体の売り上げに繋がり、結果として職場の雰囲気が良くなることを学べました。

こちらだといかがでしょうか??
人事担当からすれば、こちらの方が数字を伴って記載しており、入社後にどんな働き方をしてくれそうかが、より具体的にイメージができます。

なぜこのような書き方をするかというと、人事が「STAR面接」に基づいて評価をしてくるからです

詳しい説明は上記の参考URLから見れますが、各単語の頭文字を取って「STAR面接」と呼ばれる手法がよく取られます。

  • Situation(状況)

  • Task(課題)

  • Action(行動)

  • Result(結果)

これに基づいて職務経歴書を作成すると、どんな状況で、どんな課題を持っていて、どんな行動をして、どんな結果をもたらしたのか、仕事の一連を書類の段階から把握することができます。

ここまで押さえて書くと異業界転職で、その業界を全く知らない人事であってもイメージがつきやすくなります。個人的には「実家にいるお母さんでも理解してもらえそうか」ということを意識していますね(笑)

ただ、数字を書く上で大切なのは、比較対象があることです。
「前月比」や「他メンバー比」など相対的に見なければ、どれだけ良い結果なのかが分からないので、必ず意識しておきましょう。

②実績よりも再現性

  • 〇〇社で月間MVP獲得

  • 新人最速で社長賞を受賞

社内で表彰される方は多くいないので誇らしいことではあるのですが、転職市場においても同様に評価される訳ではありません。
社内評価はあくまでも社内だけであって、転職市場になると意味合いが薄れてしまいます。

企業は何を見てるかというと、「どのような取り組みをした結果、その実績に繋がったのか」という点です。

MVPはもちろんスゴいのですが、「入社後にも成果に至るまでのプロセスを活かす、もしくは応用して活躍してくれるのか」を企業側は知りたいのです。

前述でも記載した「STAR面接」を意識して業務を把握すると、プロセスの言語化がしやすくなります。

③応募ポジションの必須要件に合わせにいく

事務ポジションで下記のような必須要件があるとします。

・チームサポート経験
・データ集計経験
・Excel中級以上(関数の組み合わせ、グラフ作成など)

前述した【アピールできる職務経歴書】でも悪くはないのですが、担当人事によっては「この人は販売職や営業職での適正があって、サポート役としての働き方はしてないからマッチしないかも」ってネガティブに取られる可能性があります。

このように業界や応募ポジションによって職務経歴書を変えて書類選考に臨むべきです。

先ほども登場した美容商品を扱うユカ子さんが、同じ仕事内容で事務職を希望する場合は、下記のようにサポート役としての働き方を強調するのが良いです。

【担当業務】
・接客販売(100名程度/日)
・Excelでの売上管理表の作成と入力
・教育メンバーへのマニュアル作成
・書類管理

【実績・意識したこと】
■チーム目標の管理表を作成し、目標到達に向けたサポートを実現
社内でのノルマもなく、各個人がそれぞれのフォーマットで紙ベースでこれまでの業務報告や実績を記載していました。
紙ベースだとデータの紛失やフォーマットが統一していないことから目標達成に向けてのフォローがしづらい状況でした。

そこでExcelで売上管理を作成するために書籍から独学で学習し、作成段階フィードバックを回収して分かりやすく操作がしやすい表作りをしました。数字だけを入力すれば達成率や前月比、週・月・半期などの単位で通算売上をグラフで見える化しました。

その結果、チームでの管理業務に対する工数を月間で10時間ほど削減し、データを見える化することでサポートが必要なメンバーを的確に把握することができました。

同じ仕事内容ですが、強調する点を変更することで応募するポジションが求める人材であることをアピールすることができます。

できるだけ必須要件と合致するか、似ている点を担当業務から見つけて、それに寄せていくように職務経歴書を作成すると人事担当の目に止まりやすくなります。

最後に

めんどくさいが故に簡単に作りがちな職務経歴書ではありますが、これだけ大切な点があります。
初転職の方だとそもそもどこから手をつけたらいいのか、アピールできるところはどこなのかが把握しづらいかと思います。

その場合は転職エージェントなどを利用してサポートを受けるのも1つの手です!




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