次に会うとき、どんな顔で笑えばいいのか。

数ヶ月に一度、会う人がいる。
数時間、ご飯を食べて話をする。それだけで楽しいし落ち着く。
少し前の自分と、今の自分について話すことになるから、ちょっとした振り返りのような状況になる。

私は自己肯定感が高い。
それでも、所詮「自己」であり、承認欲求は当然ある。

この、「数ヶ月に一度」という間隔が私の中で絶妙なタイミングだ。

数ヶ月の間に、自分の中で何か変化を起こし、さらにアウトプットを発信したいのだ。そして、認めて欲しい。

次に会うとき、どんな顔で笑えばいいのか。

この前会ったお店の中は、それなりに人が埋まっていたが、予約していたから着席はスムーズだった。
にぎやかでありながら、少し落ち着いた雰囲気の店内は、気持ちを落ち着けてくれた。
最近の話。出てくる料理の話。子供の話。これからのこと。
楽しかったこと。驚いたこと。ちょっとした悩み。

友達と会うって、だいたいこんな感じ。

ごくありきたりな日常を過ごす、多くの人の一員である私は、ありきたりな会話の流れに緊張する。

緊張するのは、会う前だ。
緊張は私を強くする。一生懸命生きろと鼓舞する。

アナタニ、キイテモラウタメニ
ワタシ、ガンバッタンダヨ

そんな承認欲求を抱えて、明日を思い眠りにつく。

次はいつ会おう。
いつ連絡しよう。
笑って会えるかな。
もしかしたら、ちょっと泣いてしまうかもしれない。