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あの日の思い出は、海の向こうへ。

この夏の暑い日々の中で、部屋の片付けをしていました。
子供がいると年齢とともに、どうしても必要のないものが出てきます。
親戚に送って喜ばれるようなお下がりの服でもない限り、「これ、どうする?」みたいなものが次から次へと発見されるんですね。

いや、発見というのは嘘です。
どちらかといえば「見て見ぬ振りをしていた」という表現が的確でしょう。まだ捨てるには忍びないから、何となく収納して蓋をしていたような物たちに、いよいよ向き合わなけばならないと思いました。


とはいえ、私の中ではその物たちの行き先は決まっていました。
海外に送るというものです。

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我が家の不要物といえば、主に服・バッグ・靴・おもちゃ等でした。
お下がりとして親戚に送ることができない子供服や、私自身の形の旧い服。同じようにデザインが旧かったり、何となく使っていないバッグや靴。
数は少なかったですが、小さい頃に買ってあげたおもちゃ。
それから、息子が昔使っていた小さいサイズのバスケットボール等がありましたし、小学校の頃のピアニカもありました。まだまだ使えるものです。

これらを全て捨てようとすると、思い出深いものほど罪悪感を抱いたりします。特におもちゃの中には、愛らしいぬいぐるみもあったりします。
捨てるとなると供養したりするの?どうすればいいの?などと考えますが、こちらの『ワールドギフト』は何でも受け入れてくれるので大変ありがたいです。


段取りはとても簡単でした。

①ダンボールに不要物を入れて梱包する
②HPから集荷日時の希望と依頼をする
③メールの指示の通り入金する
④集荷が来る

②の依頼時に自分の住所などを記入するので、集荷の際に伝票を書く必要はありません。
120サイズ2箱になりましたが、名前の確認などするだけで、ものの3分程度で集荷いただきました。ちなみに金額は、120サイズ2箱で ¥4,800でした。


あの日の思い出は、海の向こうへ。

お金払うぐらいだったら普通に捨てればいいじゃない?と思われるかもしれません。でも、繰り返しますが、思い出深いものほど罪悪感を抱いたりするのです。

その罪悪感から開放されるだけではありません。箱の中には、息子が小学生の頃に一生懸命練習した時のバスケットボールがあったり、幼い頃に遊んでいたぬいぐるみなどがありました。それらが、遠い海の向こうで、どこかの子供たちに使ってもらえるのです。
想像するだけで幸せな気持ちになりました。その対価として納得の金額でした。

何より、子供たちに「これ、捨てるよ」と言うのと、「これ、海外の子供たちに送って使ってもらうよ」というのでは、まったく違うストーリーになりますよね。


さて。
ダンボール2箱分の物がなくなりました。
けれどまだまだ、見て見ぬ振りをしている物たちがあります。
じわりじわりと、お片付け。
じわりじわりと、進めていこうと思います。



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