広がる言葉と、閉じる言葉。
すべての場合にあてはまるわけではないのですが、言葉には「広がる言葉」と「閉じる言葉」がある気がすることがあります。この二つは、同じ文字で構成されているから、一層興味深く感じるのです。
広がる言葉とは、口にしたり書いたりしたことに、次のステップがあるような希望を持たせる言葉です。逆に、閉じる言葉とは、思いをあっさりと遮断するような言葉です。
「いいんじゃない?」
「だからなに?」
例えばこんな言葉。
「いいんじゃない?」は、広がる言葉として捉えると、同意して、共感して、応援するような響きに聞こえます。
閉じる言葉として捉えると、「もういい加減にすれば?」のように、呆れ果てて見放すような冷たい印象となります。
「だからなに?」もそうです。
広がる言葉として捉えると、興味をそそられて、その先を知りたいという強い関心に帯びたものになります。
閉じる言葉として捉えると、「だったら何なの?」と、何?と聞いていながらも反論は許さないような、投げやりな雰囲気になります。
広がる言葉と、閉じる言葉。
子育てをしていると、イライラしませんか?
私はしていました。そりゃ、するでしょう。
イライラすれば、口調が変わります。当たり前のことです。
そんな時は、閉じる言葉を使いがちです。
閉じる言葉を、たまに使ってしまうのもアリだと思っています。
だって、イライラするもの。
でもちゃんと、閉じる言葉を使ってしまった自分に気づいて、後からでもいいから子供にフォローしてみてください。
なんて……偉そうな子育て論みたいなことを書きましたが、休校がさらに延長となり、「新学期9月案」なんてニュースを観たので考えてしまったんですね。
これを機会に教育改革や学校改革が進む可能性もありますが、実害?は保護者に及ぶことは間違いありません。良くなるかもしれないけれど、それなりの痛みもありそうだと不安にもなりますよね。
広がる言葉と、閉じる言葉。
これは、うちの子供たちと話をしている時に、気をつけていることです。
「閉じる言葉」で育った私は、「広がる言葉」を使うように気をつけています。
まぁ、もう子供たちも大きいのですが。
今度また、子育てについての記事も
真剣に書いてみようと思います。
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