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我が家の墓参り・・・

くみなさん、こんにちは。
次回、紫がたり 第三百八十四話 横笛(一)は8月19日に掲載させていただきます。
 
このお盆休みは台風襲来で大変だったと思いますが、みなさんご無事でしたでしょうか?
被害に遭われた方がいらっしゃいましたら、お見舞い申し上げます。
我が家では毎年お盆の時には亡き父の墓参りに行き、その後は直会ということで酒宴になだれ込みます。
今年は台風の動向が気になり、前日にみなで連絡を取り合い「エイ、やぁ」っと気合いで墓参りに出掛けた次第です。
 
話は変わりますが、最近源氏物語を推敲しておりますと、もう終盤、源氏の人生も終わろう頃に差し掛かっております。
相変わらず創作部分が多いのを自分でも辟易してしまいますが、ここのところ気になった言葉が「供養」という言葉でした。
柏木が亡くなったことから「追善供養」、六条御息所の罪障深いことからの「追善供養」など。
現在「供養」といいますと、亡くなった方を偲んで後の世が健やかであるようにと祈ることが主な意味合いです。
しかし、元来「御仏を供養する」という仏事が先にありました。
御仏に経や供物を捧げておもてなしする、ということです。
それによって功徳を得ようというわけですが、現在では仏教を信仰するよりも先に亡くなった方を供養するのが身近なものとなりました。
 
さて、我が家での墓参りというのは、やはり直会のほうがお盆の行事という色合いが濃いのは俗物ですのでご容赦いただきたいところです。
弟の子供達もおりますので、だいたい毎年焼き肉大会になるのですが、今年はなんとフレンチをしっとりと、ということになりました。
弟の子供、つまり私の姪っ子は高校生、甥っ子は中学生です。
これまでテーブルマナーなどは学んだこともなかろうと祖母(私の母)が一計を案じたようでした。
考えてみれば私はこの母の元、子供の頃からテーブルマナーを叩きこまれたものでした。
場所は浦和のロイヤルパインズホテル 18F『RPR』にて。
ナイスビューですよ❗️

最初の小さな前菜
ノルウェーサーモンの低温コンフィ
夏野菜と果実のコンディマン ジャルダン風
とうもろこしの冷たいポタージュ
カンパチのポシェ
ライスと石川加賀太胡瓜のソース
仏産自然海塩のデュカと共に
鹿児島県産霧島高原ロイヤルポークのロティ
紫蘇ベーゼソース
デザート:マンゴープリン

味はもうどれも美味❕でございました。
子供達はやはり最初は緊張していたようで、こういった緊張感もたまには必要なのでしょう。

私の亡き父は大学の教授でした。
絵を描きたいという私に父は言いました。
「大学を出て一般教養であると考える」
その意見に納得して私は大学に進学しました。

どうやら『可愛い子には、勉強させろ』というのが我が家の家訓のようです。
 


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