富士山 お山開き
みなさん、こんにちは。
次回、紫がたり 第三百五十五話 若菜・下(二十一)は、7月15日(金)に掲載させていただきます。
本日は富士山のお山開きについてお話しいたします。
富士山といえばご存知日本一高い山、ですね。
3,776.12メートル。しかも活火山です。
いまだ活動中ということですね。
富士山はその姿も非常に優美で、神々しい。
美術・工芸品などにも反映され、我々日本人の心のよりどころといってよいでしょう。
富士山を霊峰として信仰することは平安時代から始まっており、江戸時代には「富士講」などによって、みんなで集めたお金で代表の者が富士山に詣でるということもありました。
そして、同じように富士山に手軽に登ることができるという名目で数々の富士塚が作られました。
現存しないものも含めて都内だけで約120山。
我が氏神の小野照先神社の境内にはまさにこの富士塚があります。
通称『下谷坂本富士』。
文政11年(1828)に富士の溶岩を運び込み築山されたものです。
そしてこの御山は実際の富士山のお山開きに合わせて、毎年6月30日と7月1日の二日間だけ解放されて、登頂することができるのです。
去年も山登りをしたことを報告させていただきましたが、今年も6月30日に実際の山開きより一日早く登頂しました。
浅間神社にお詣りしてからお山に登るのが作法です。
この日は雨がパラパラと降っておりました。
ご存知でした?
雨の日の神社は浄化されるので、お浄めに最適だそうですよ。
しかし、富士塚を登るのに足元がぬかるんでいるのはとても怖かったです。
今年も無事登頂できました。
ありがたや~。
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