誕生日別 和のお守り文様 10月6日
昔の人は、好みの文様をお守りのように着物や手回りのものにあしらいました。
和の伝統文様は日本ならではのラッキーチャームです。
あなたの誕生日の文様を知り、わが国の文化を身近に感じてみてください。
<十月六日生まれのあなた>
月兎文(げっともん)
満月の夜に兎がお餅をついているといいますが、もともとの話は兎が月で不老不死の霊薬を搗いているというものです。
月に杵と臼をもった兎が描かれている図柄は古く、飛鳥時代の『天寿国繍帳』にも見られます。
兎は月の使者でもあり、多産であることから女性の護り神ともいわれています。
天平の頃から兎は霊性の高い動物と考えられてきたのでしょう。
参考文献:『開運和のお守り文様366日』藤依里子さん著