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通信制大学生の勉強時間とノート【大手前大学・科目等履修生】

4月から大手前大学という通信制大学の「科目等履修生」になった
この「科目等履修生」は、好きな科目を1単位から履修できる制度だ。規定数の単位を取って大学卒業を目指す「正科生」とは違う。

大手前大学では1年間を4つのクールに分け、今は1クール目。
クールごとに履修登録をするのだけど、私は初めて大学で学ぶため2科目だけ選んだ。
毎クール2~3科目、6単位とかそれくらいを目指している。

そんなゆるゆる大学生モドキ、言うなれば「趣味大学生」の勉強の様子を備忘録として書いておこうと思う。
始まったばかりで試行錯誤しているため、現段階での方法になるけれど。
通信制大学では入学前に直接先輩に聞ける機会もないため、何か参考になれば嬉しい。


勉強時間はいつか最適か

先に書いておこう。ごめんなさい、私は無職です。
通信制大学って、仕事やバイト・主婦/主夫業をやりながらって人が多い印象。実際、学内の学生掲示板を見ても「仕事があるので土日に集中」なんて声が多い。

私は無職なので時間に追われることはない。
時間のやりくりに苦戦する人は参考にならない、かもしれない。

とはいえ「後でやろう」「いつかやろう」という先延ばし思考はないと断言する。
もともと好きで始めた勉強。興味のある分野なわけだから、趣味や読書の習慣みたいに続けたいと思っている。

そのため私は朝勉強をしている。タイムスケジュールはこんな感じ。

5:00 目覚ましが鳴る。二度寝したりしつつ、その後うだうだと起きる。歯磨きや洗顔。SNSチェック。
6:00 講義動画の視聴を開始。動画は1回約50分。見終わったら確認テストをする。朝ダラダラしてるとこれが30分遅くなる→ずれていく。笑
7:00 休憩。メイクと着替えを終える。
7:30 授業のノート作成を開始。後で詳しく書くが、ノートはWordと手書きノート併用で作成している。テストやレポートに備えて細かく書いているので、けっこう時間がかかる。
10:00 ノート作成終了

一日でやろうと計画した講義が1回だけの日は、これでその日の勉強が終わる。
2回やる日は、昼以降も動画視聴→ノート作成を行う。

朝勉強のメリット

朝勉強の利点は、とにかく気が楽になるということ。
朝食の前にやるべきことが終わっていると、その後の予定に集中できる。

それと、朝というのは比較的計画が狂いにくい。
前の予定が押すこともなければ、早朝から急な仕事や遊びの誘いが入ることも少ないはず。
これが夜だと「今日は急な予定で一日中バタバタ...疲れたし、勉強は明日にしよ」となってしまいやすい。

また、私の場合は実家暮らしなので、朝は静かでいいというメリットもある。

ちなみに朝兼昼ごはんは11:00と遅め。1日2食だ。
5:00起床のために22:00には布団に入っている。


ノートテイキングについて

これは今も試行錯誤している最中だが、とりあえず現在の方法を書き残しておく。

前提として、大手前大学で学ぶ学生の多くは、授業で使われているスライドを印刷することが多い。
スライドは「補助テキスト」と呼ばれ、ここに書かれていることの読み上げと口頭での補足説明が講義動画のつくりだ。
(科目によっては教科書を使ったり、ライブ授業等ならまた形式が違うかもしれない)
その印刷したスライドに書き込みを入れたり、デジタル派の場合はノートアプリ等に貼り付けてまとめるという。

しかし私は個人的に、このスライドそのままの利用は苦手だ。
1回の講義で何十枚もあるスライドを印刷しても、なかなか情報が整理されずに、試験の時に困るだろうと思う。

例えば...

・スライドの背景装飾や挿絵が視覚的に邪魔
・覚えたい語句や箇所が、必ずしも太字や赤文字になっているとは限らない
・科目によって使う色や形式などがバラバラ

このような点で、スライドの印刷では整理された見やすく覚えやすいノートにならないと感じた。

やはり私は、自分でノートを取りたい。内容をまとめたい
そこで最初の講義では、手書きでノートを取った。
各回ごとの確認テストでは、けっこう細かい語句や内容も出題される。そのため授業の8割くらいの内容をノートに書いていったら、A5ルーズリーフ3枚。つまり表裏合計6面にもなってしまった。

ノートを取るごとにいちいち動画を止めて...と進んでいくため、かなり時間がかかった。それに手も疲れる。
「これでは挫折してしまう」と思い、様々なノートテイキングのやり方を調べてみた。

そしてたどり着いた方法は、Wordで作成しルーズリーフに印刷する方法
ちなみにこれは、単位修得試験がレポート試験の科目のみ。

Web試験という、授業内容のテストが単位修得試験の科目は、大変だけど手書きノートを作成する。
手を動かさないと覚えられないから、効率悪いけど仕方ない。

Wordで授業ノートを作る方法

ここからは、Wordでノートを取る場合の、講義動画視聴とノートテイキングの流れを説明する。

①講義動画を通常スピードor1.2倍速で見る。
先生の喋りはけっこうゆっくり目なので、1.2倍速でもちょうどいい。

②目次メモを作る。(①と並行して作業)
作成するノートの「見出し」を意識しながら、授業の目次のようなメモを作る。また、重要な話が口頭のみだった場合、そのマークもつける。

例)
第1回 心理学とは ←授業タイトル
①心理学とは ←節タイトル
・心理学とは (口頭) ←口頭のみがあったよマーク
②心理学の歴史
・誕生 いつ/誰/何した ←箇条書きできる並列の話題タイトル、重要項目
・現代心理学 〃
・その後  〃
・現在  〃
③心理学の研究
・分類1 研究の流れ
    ・○○型
    ・○○型 (口頭)
・分類2 用いるデータ
    ・○○データ
    ・○○データ

このように、目次+補足をメモする。自分が分かればいいので、字はぐちゃぐちゃだ。
ちなみに途中の「いつ/誰/何した」という重要項目については、その内容を書くのではなく「それぞれの項目をノートに書こうね」という覚え書きになる。
あと、例えば先生が喋った順番よりも「この順番の方がノートにまとめやすいな」と思うことがあれば、それも書いておく。

③確認テストをやる
科目や回によるが、授業ごとの内容について問われるミニテストがある。
ノートにまとめる前に一度テストをやって、なるべく合格点を出す。
ディスカッション課題の場合も、ノートより先にやってしまうことが多い。

④ノートを作成
いよいよノート作成だ。レポート試験の科目は、Wordでのノート作成を行うことにした。(厳密にはキングソフトのWPSWriter)

【形式】Wordで作ったデータを、大学入学前に買った無印の「ノート型はがせるルーズリーフA5 6mm横罫」に印刷する。
印刷時ルーズリーフにぴったり合うような設定を作るのに時間がかかったが、一度テンプレートを作ってしまえば、あとは毎回それを使うだけ。
※設定は後の画像を参照
【ノートの内容】②の目次メモを骨組みとして、授業内容を記入していく。
【文字装飾】ごちゃごちゃしたノートは見づらいので、太字・赤文字・青文字・赤か青の下線くらいにしている。
【スライドの活用】「重要じゃないけどノートにまとめたい、でも文章量が多い!」という箇所だけ、スライドをスクリーンショットしてWordに貼り付けている。

印刷するルーズリーフはこれ。

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商品URLはこちら

実際の設定画面はこんな感じ。

スクリーンショット 2021-04-18 071926

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フォント設定は
・フォント:游ゴシック
・フォントサイズ:本文→9pt 見出し→10pt

⑤ルーズリーフに印刷
毎回、罫線に合って印刷されるか心配だが、綺麗にできたときは快感。
データのみより一覧で見やすいし、印刷することで増える紙により物質的な達成感を得られる。

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⑥補足する
後で調べたことを補足したいときなどは、印刷したルーズリーフに手書きする。
付箋を貼ることも可能だ。

以上が、Wordを使ったノート作成の方法である。


試行錯誤の最中

ここまで、私の勉強について書いてきたが、今も試行錯誤の最中だ。
日によっては朝起きるのが遅くなったり、ノートにめちゃくちゃ時間がかかったり...30分や1時間のずれが発生することもある。

全部書かないと覚えられない、というのが自分の難点だな...と思うけれど仕方ない。
とにかく数をこなして大学を卒業するためではなく、一つ一つの知識を楽しんで学ぶために大学に入った。そのため、じっくり時間をかけてでもちゃんと知識を身に着けることを大切にしている。

ここまで、大手前大学の通信教育部での学びについて書いてきた。
私が入学を悩んでいる際も、このような学生のブログが参考になったため、自分も書き残しておこうと思った次第だ。

入学を悩んでいる人も、他の学生はどう学んでいるか知りたい人も
何かの参考になれば幸いだ。


おまけ:授業レポートって大変?

レポートの内容や難易度は、私自身が入学前にとにかく心配だったこと。
調べたけれど、あまり書いている人も多くなかったため、これについても書いておこうと思う。

まず、大手前大学に入学すると、el-campusという学習システムが使えるよになる。
その中に「レポートの書き方」というコンテンツが用意されている。
ここで、基本的なレポートの書き方や引用の仕方などを一から学ぶことが可能だ。
「レポートって何?」という人は、最初のレポート課題の前に確認することをオススメする。
(ちなみにこのコンテンツでは、「論文型」レポートをメインに紹介している。「報告型」である授業レポートはここまで難しいものではない。)

授業レポートの回数や内容は科目による。
ここでは、私が取った日本語教育という科目の場合を紹介する。

【回数】
全15回の講義のうち、2回がレポート課題だ。
これは「時々レポートタイプ」に分類できる形式で、科目によってはレポート回数がもっと多いが内容は易しめというものもあるらしい。
レポート課題のない科目もある。

【形式・字数】
Wordで作成。文字数・行数などページ設定が必要。
字数は900字~2000字だった。「2000字程度」ではないので、1500字くらいで提出した。
ちなみに私はWordを持っておらず、キングソフトのWPSWriterを使用。.docx形式で提出したから大丈夫だと思うけど...何か注意されたらあとで報告しようと思う。

【内容】
その回の授業内容からテーマが出される。
レポートはいわゆる「報告型」なので、授業内容を文章の形式でまとめればいい。ノートは箇条書き中心だから、それらを適切につなげて、テーマに即した報告文を作ればいいということ。
卒論のような、自分の主張などを書く「論文型」レポートではない。
先生に聞いたところ、引用文献や参考文献は必須ではなかったが、できれば文献で学びを深めてほしいそう。授業で理解しきれなかった箇所は、書籍やネットで見れる論文などを調べて「参考文献」としてレポートに記載すると良い。

【フィードバック】
科目によるそうだが、日本語教育では個別のフィードバックはなし
各クール終了後の成績開示の際に、受講者全体に対する評価コメントを出すそうだ。
課題レポートは成績評価の一部となる。単位認定は、成績評価がA~Dの4段階に入ればOK。D評価は最低限の学習ができれいれば良さそうな感じなので、課題を出さないとかレポートで剽窃をするとか重大な違反がなければ単位認定されるはず。
ただ、個別フィードバックがないことで「なぜこの評価だったのか」を自分で考察しなければならない所が難しそうだ。

以上が、私の受けた科目においてのレポート課題だ。
こちらも参考になれば嬉しい。




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