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縁との日々 ステント留置術からの命の危機(2016.1~3)

2016年1月~3月の我が子との記録をまとめた振り返りの日記です。

富山大学付属病院にて動脈管にステント留置術を行いました。
その時の記憶が、夫婦ともほぼ何もありません。
娘にはいろいろな日々困難なことが降りかかり、医師の言われるがまま希望を信じ行動していました。
手術は成功したものの、術後の合併症で肺炎にかかりました。
命がいつまでもつか分からないとのことで、富山大学付属病院のICUから福井県立病院のICUへ救急車で移動しました。

ICUには人工呼吸器をつけたままぐったり眠る娘の姿がありました。
身体の調子を薬で整えて、人工呼吸器を外そうを幾度も試みてくれました。
その度に娘は自発呼吸がうまくできず、人工呼吸器にもどります。
辛そうな表情をこれ以上見続けることは、辛く先生にもうこれ以上、娘に頑張らせないでくださいと伝えました。
最後にもう一度だけ挑戦させてほしいと医師から言葉を頂き、お願いしました。
最後の一回のとき、娘は乗り越えて戻ってきてくれました。本当につよい娘です。この経験から今後体調悪化した際、人工呼吸器をつけて延命することを我が家族は希望しませんでした。娘が苦しむ姿をこれ以上見たくありません。短くても、少しでも娘が楽しめる人生を歩んでほしいと心から願いました。


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