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困ったなと思ったらチャンス。

「困った事態だ、これを何とか解決したい。」

そう思うと潜在意識が方策を探そうとしますので、解決に向けたヒントが集まりやすくなります。

逆に困っていない人に、何を言っても、それは必要ではないので無駄な情報・余計なお世話にしかなりません。

起こっている事を解決すべき問題と捉えると、そのための方法を意識が探しますから、良い方向に進むことも出来るのです。

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【問題意識こそが解決の扉を開く。】

問題と思わなければ、改善策にも興味を持ちませんから、物事は変わりようがありません。

例えば、「犬は吠えるのが当たり前」「この位なら全然気にならない」と思っていたら、パピー期が過ぎて吠え始めたときに何かをしようと思わず、その子はずっと吠える犬として暮らすようになるかもしれません。

嫌な事があると噛んで意思表示をする習慣のある犬の態度に、「これは甘噛みだから」と思って(言って)いたら、すごく嫌な事に対して犬が本気で咬みついてくるようになっても、許容せざるを得なくなります。

問題と感じなければ、犬に噛まないことを教えてあげる事もないでしょう。

室内トイレを覚えなくても、壁やクッションにオシッコしてしまっても、「外でさせれば良いから」と、何もアプローチしないままだと、犬はどこでもトイレ状態が悪いことだと分からないまま暮らすことになります。

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いずれの場合も、「問題」でなければ解決する必要はありません。

周りの人が良かれと思ってアドバイスしても、飼い主さんの心には届かないでしょう。例えば躾教室のチラシがドッグカフェに置いてあっても、手に取ることはないでしょう。

犬に責任はありません。

元々吠えやすい犬、咬みやすい犬、そうでもない犬がいますから。
根気強く教えないと覚えられない犬と、そうでない犬がいます。

それは良い悪いではなく、個性です。

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犬任せにして、修正の機会を与えてあげられなければ、犬の行動は強化されていくだけです。

このように、飼い主さんがどう捉えるかによって、犬の一生は大きく変わります。

全ては人の意識次第です。

私は先代犬の行動に危機意識はあったけれど、対応を間違えてしまい、解決までにかなりの時間を要しました。
それでも解決できたのは、私自身がそれを問題だと思っていたし、困っていたからです。
諦めが悪かったことも功を奏しました。
彼がシンドイ思いをしていることを分かっていたので、何とかしてやりたかったのです。

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繰り返しますと「放置は強化」です。

そして、人が困っていなくても、犬は困っているかもしれません。

犬だって穏やかに過ごした方が心身ともに楽なのです。

解決してあげられるのは、飼い主さんだけです。



アニマルケアカウンセラー 高野 縁(たかのゆかり)
https://ameblo.jp/yukari-touchheart/


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