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市議会議員×6年生社会「わたしたちの暮らしを支える政治」×キャリア教育|出前授業

1. 本物の政治家の方が授業をすると?!

🐱事業紹介🐱


本日は6年生の先生方必見です😊!!!

今回は以前もお伝えしましたが、私が6年担任の時にとても悩まされていた社会科の授業…。

それは…4月から始まる
日本の国の政治について教える単元。(約12時間)
日本の地方自治について教える単元。(約7時間)
THE 政治? の単元です…。

大切な単元であることは重々承知しているのですが、なかなか子どもたちに興味を持たせにくい、身近なものとしてとらえにくい時間が続くので苦戦し続けていたのです!!

6年担任でその単元を教えるたびに、
『本物の政治家の方が来てくれて生の声を聞かせてくれないかな~』
という思いがあったのですが、その想いを福岡市議会議員として活動されている 新村 優 さんが授業依頼を快く引き受けてくださったのです!

しかも今回は昨年度お邪魔した学校からのリピート依頼です!!

ありがとうございま~す✨

☟前回の授業はこちら☟

前回は45分授業だったのですが、今回はグループワーク多めの90分授業!!

さてさてどんな授業になったかは今から紹介していきますので、ぜひとも最後までお読みくださいね~😊

2. 選挙権?政治家?そもそも政治って?


5月のある日、福岡市早良区の小学校にお邪魔させていただきました。

前回と同じ6年生ではあるのですが、前回は卒業間近の6年生だったのに対して今回は進級したばかりの6年生で少し空気感ちがうように感じました。

しかも今回は90分授業ということもあり、4人組でのワークがいくつもあるということで、まずはキャプテンを決めました。
立候補制でしたがどのグループも意欲満々に手が挙がっていました✨

キャプテンの立候補が多くて頼もしい6年生だな!と感心しました✨


___それでは授業スタートです!!!___

今回も4人グループができていて時間もたっぷりあるので
①意見を出し合う
②1つの意見に集約する
③札をあげて発表する

という流れでグループワークは統一されていました。

まず出された1つめの質問は…

①「政治家のイメージを一言で言ってください!!」


子どもたちはニコニコしながらグループで話し合っていました。
さあ、意見を出し合ったあとは札をしっかりとあげて発表です!

どのグループも意欲的にたくさんの札があがります!!

「熱血!」
「正義感がある」
「国をまとめる」
「物知り」
「裏金?!」
「国の未来について話し合う」
などといろんな意見が出ました。

1つだけ気になる回答がありましたが…笑。
やっぱり子どもたちの意見は前回同様肯定的な意見でした✨

その後もどんどんグループワークは進みます。

②「そもそも政治ってなんでしょう…?」

この質問に対しても子どもたちはグループで意見をまとめていきます。
「国の方針を決める」
「国をまとめる」
「世の中のことや社会のことを決める」
「国をだます」…?!
「国民のための会議を行う」
など意見が出ました。

そしてここでも気になる意見が1つありましたが…笑

その後は一般的に言われている「政治」と子どもたちにとってわかりやすい「政治」を紹介してくださいました✨

どんな学習でも子どもたちにとってわかりやすい言葉にすることって大切ですね✨

選挙制度の始まりに関しては、特に子どもたちの反響が大きかったですね。
裕福な男性にしか選挙権がなく、しかもその割合がすごく低かったことです。教室中に大きな

「え~!」という声が響きました。

この有権者のパーセントには本当に悲鳴とも言えるような驚きが…笑


__その後も少しずつ規制が緩くなり、ようやく平等に手にした選挙権__

なのにその後どんどん投票率が下がり続けているグラフにも驚きます。

その後出た質問は

③「若者の投票率が下がっているのはなぜ…?」


後6年後には投票権を手にする子どもたち。
頭を突き合わせながらいろんな意見を話し合う姿が見られました。

グループワークのたびに子どもたちの顔はニコニコ😊主体的に話し合う姿っていいですよね✨


さあ、一体どんな答えが出たのか…?

「少子高齢化だから」
「政治というものをもともと知らないから」
「誰になっても変わらないと思っている!」
「そもそも興味がない」
「政治の大切さを理解できていない」


など、いろんな意見が出てきました。

これらの意見を話し合って出した子どもたち。
それぞれがどういうことを考えたのでしょうか…。

3.自分たちの生活におきかえて考えると…


次に市議会の役割について、さらに詳しく話は進んでいきました。

教科書は区議会が例に載っているので、実際に福岡市の資料をたくさん見せながら説明してくださったので、子どもたちもとってもわかりやすかったと思います✨

特に1番盛り上がったのは、市役所と議会を自分たちの学校で例えて考えてみよう!と、子ども達がよりわかりやすいようにしてくださったことです。

この出されたお題に対してグループで「公約」を話し合います。

この後は、それぞれで公約を発表し合いました。
「私たちは給食食べ放題にします!」
「ぼくたちは宿題を減らします!」
「好きな授業を選べるようにします!」
「電子機器を何でも持ち込み可能にします!」
   …などなど

実に様々な公約がでましたが、個人的には最後の電子機器の公約は今時の子どもたちだなあーと感じずにはいられませんでしたね😊

どの答えにも興味津々の子どもたち!!!


次は一票を投じる立場になってのグループワークでした。
「さあ、投票する時に何を決め手にする?」

さきほどの立候補する立場の公約とは違い、投票する時には一体何を基準にすればいいんだろう???

ここでも子どもたちが一生懸命話し合う姿が見られました。

最後には新村さんがNPOの活動で出会った発展途上国の子どもたちの置かれた境遇などの話をしてくださいました。
真剣に話を聞く子どもたちの姿があり、それぞれの心にいろんな感情が芽生えていたようです。

あっという間の90分間授業が終わりました。

内容たっぷり、充実した90分間でした✨

4. コラボ授業を終えてみて…


6年生は、小学校の中で政治について唯一がっつりと学習する学年です。
選挙権が18歳に引き下げられたことを考えると、初の投票は6年後!!

本当にすぐなんです!!
なのによくわからないまま投票権を獲得するなんてもったいないことですよね。今回の学習で

・立候補する側
・投票する側
どちらの立場にも立って疑似選挙として考えたことで、

・公約とはなんだろう?
・投票をするってどう考えたらいいんだろう?
と、様々な角度から思考を張り巡らせる貴重な体験ができたのではないでしょうか。

それを普段から議員さんとして市民のために実際にお仕事をされている方の口から聞けたことは大変貴重な経験になったと思います。

また今回授業を受けた子どもたちや先生の感想を少しですが紹介させていただきたいと思います。

子どもたちからの感想✨ほんの一部です!
担任の先生からも感想をもらいました✨

5. これからのこと


今回の授業は以前お邪魔したことのある学校からのリクエストで実現するという大変うれしいことでした😊

同じ6年生でも1学期と3学期で授業をするのとでは反応もまた違ったように思います。また前回同様、資料もたくさん用意してくださったり、子どもたちの人数に合わせて発表札も用意してくださったりと、感謝感謝です✨

そして新村さんはこれからも議会や公務等で忙しい時以外は、タイミングが合えば授業をしてくださるということです✨
(議員のお仕事とは別に活動されているNPO団体の授業も可能です!)

☟その時の授業レポートはこちら☟

授業を希望される方は下記ホームページまでお問い合わせください。

☟ スポットティーチャーHPはこちら ☟

※新村さんへの直接の連絡はご遠慮ください。

本当にありがとうございました~🐱


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