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1. 担任時代必ず行っていたこと


私は初めて担任をした時から、毎日子どもたち1人1人とかかさずやっていることがあります。それは…

ずばり日記です!!

日記なら自分もしてるよって先生も多いと思いますが今回は私なりのやり方を紹介します♪

まず大学ノートを人数分用意します。

クラス全員分でこんなかんじ

なかなか人数分売ってなかったりするので、児童数がわかったら新学期は早めに手に入れておくとよいと思います!

この日記の約束ごとは…

【約束 】
① 必ず「先生へ」から始める。
② 必ず5行は書くこと。
③ 毎日書くこと。
④ 書く内容は何でもよい。
⑤ 先生しか見ません。内容は2人だけのヒミツです。

最後に、「毎日先生が返事を書きます。」と話します。

5・6時間目などのその日の授業が終わったと同時に書き始め、帰りの会をはじめる頃には全員書き終わっています。

それを私が放課後、毎日内容を読んで返事を書きます。

こんな感じで書いた子たちから積み上げられていきます

2. おそろしいほどのメリットの数々


返事を書く大変さはもちろんあるのですが、それを上回るメリットの方が私は多かったです。

【メリット 】
・その日1日話せなかった児童とも日記では必ず繋がれる。
・うまく言葉で表せない児童のことが理解できる。
・◯◯さんと遊んだなどの話で交友関係がわかる。
・高学年は悩みを書いてくることもあり、日常の中では気づかないことに気づくことができる。
・習い事や家での様子がわかる。
・本人ではない子が、他の子に繋がる大事な話をしてくれる時がある
・子どもたちがその時に好きなものや人気のものがわかる。
・毎日大学ノートに5行書くので書く力が自然とつく。
・その日褒めようと思っていたのにタイミングを逃したとしても日記で伝えることができる。
・子どもたちの意外な一面を知ることができる。
・子どもたちとの結びつきが確実に深まる!

見えるかな?こんな感じです!

私が学級経営のなかで常に意識していることは
『縦のつながり』と『横のつながり』です。

・縦のつながり=担任と子どもたち
・横のつながり=子どもたち同士

この2つがバランス良く成り立っていると学級経営がうまくいくと思っているからです。

横のつながりは、以前投稿した「プロ見つけ」のような「いいところみつけ」をしたりして、結びつきを強くすることができます。
係活動などでつながりをつくっている先生もいらっしゃるかと思います。

でも実は縦のつながりって…。

忙しい日々の中で、毎日話したり、遊んだり、1人1人とつながるってのは現実問題、かなり難しいです…。

でもこの日記なら、毎日必ず全員の子どもたちと繋がることができます✨

返事が大変なことも確かにありますが、それを上回るメリットの方が多いしお手軽に始めれるのでおすすめです😊

子どもたちとのやりとりの宝がこの中にあります。

3. 最後に


学級を見渡すと…
・自分から先生にどんどん話しかけることができる子
・話しかけたら話してくれる子
・話しかけてもうまく話せない子
・表情が豊かでわかりやすい子
・表情で感情がわからない子
・先生が忙しそうにしていたり、他の子に囲まれたりしているのを見たら遠慮してしまう子
・みんなの前だとぶっきらぼうになってしまう子
・照れ屋でうまく話せない子
    などなど

先生方なら「あ~、あの子ね!」ときっと顔が浮かぶ子どもたちがたくさんいると思います。

担任1人で30数人と過ごしていると、やっぱり全員と毎日会話をもつことは難しく…。
それに、気づいたら自分から話かけれる子どもたちとばかり話していたり…。

でもこの『5行日記』をするだけで、毎日どの子どもたちともつながることができます😊✨(ちなみに1・2年生の時は『3行日記』として、縦書きの日記ノートを買っていました。※1年生はひらがなを習った後の2学期から始めました。)

返事が大変な時も確かにありますが、それを上回るほどのメリット、なによりも児童理解には本当に最適でした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました🐱


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