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1. 卒業式への心構え



卒業式…。卒業証書授与式…。

6年間を過ごした学び舎を子どもたちが巣立っていく日。
この集大成となる日を胸を張って堂々と過ごしてもらいたい。

そのためには、立派な卒業式となるようにしてあげたいと心から思っていました。

もちろん学校行事としても、とてもとても大きな行事の日ですよね。

ただコロナになり、卒業式は縮小傾向になりました。

そこで出てきた問題。

6年生は卒業式の独特な空気を知らないまま、卒業生になるということ

卒業式はなかなかの厳粛な雰囲気のなか行われるものです。

今までであれば、在校生代表として5年生の時に6年生の後ろで式に参加することができました。

なので6年生が立派に卒業していく姿を見て、卒業式のイメージも知り、最上級生になるという自覚を養えていた瞬間があったと思います。

ですが今は参加ができないので、卒業式の緊張感を口頭で伝えてもいまいち伝わらないのではないかという疑念が自分の中にありました。

子どもたちが緊張をはねのけ、立派に巣立ってほしい。

だからイメージをしっかりともたせて卒業式の練習に臨ませてあげたい!と思いました。

なので今回は「卒業式のイメージをもち、心構えをつくってもらいたい」と思い、子どもたちに見せた時のスライドを紹介しようと思います。

2. 卒業式へのイメージをもたせる


①卒業式までの日数を提示します。

こうやってみると3学期はあっという間ですね!


②限られた日数であることを共通認識

当時、子どもたちに「誰ですか?」と言われながらも度々登場させてた藤井風さんをめげずに登場させてます笑


③行事がその間にたくさんあることも共通認識!

ここでも風さんは健在です笑

④初めての行事も多いので、1つずついっしょに確認していく。

ちなみにこの時の花のしるしは実行委員が決まっている行事につけていました。

⑤先ほど提示した行事の合間に練習をこなしていくことを知らせる。

子どもたちからは驚きの声が…?!

⑥見通しをもつこと、目標をもつことの大切さを伝える。

見通しをもつこと、ほんと大切ですよね!!

⑦卒業式の写真を見せながら、イメージをもたせる。

たくさんの方に見守られながらの式に なることを伝えました。

⑧日頃から意識していれば練習となりそうなことがいくつもあることに気付かせる。

この時は最後のチャイムを歌ったんだなぁ…。

⑨最後に目標をもたせて終わります。

Aの道は価値語で出てきました。そして最後まで風さん推し…笑


このスライドを使って、全員で卒業式の心構えをもつようにしました。

その後は朝の健康観察の返事を意識したり、歌の練習では発声練習から取り組んだり、証書をもらう練習を見せ合いながら取り組んだりして、いろんな練習がありますが、全員で目標高く取り組みました。

3. なぜこのスライドを作ったのか…


コロナがあけてからの卒業式は、時間も短縮されたり、呼ぶゲストの数も制限されたりと例年通りではない学校が今でも多いと思います。

一斉休校になる年、私は5年生担任でした。

在校生代表として卒業式に出席するはずだった子どもたちは、6年生に向けたお祝いの歌を練習していました。
在校生代表として呼びかけの担当者も決まり、歌と同様、練習していました。

急に学校が休みとなり、当時の担任していた5年生は卒業式に在校生代表として出ることはありませんでした。

練習していたお祝いの歌も、呼びかけもすることはありませんでした。

その数か月後、私はその子たちを6年生として持ち上がって担任となることになりました。

卒業式に出れなかったことを誰よりもわかっていたので、卒業式の緊張感をきちんと伝えたかったです。

なぜならば、何もイメージを持たせていないまま当日を迎えたら、あまりにも多くの見守る大人たちの数に緊張してしまうといけないと思ったからです。

4. 資料提供


そういう願いのもと少しでもイメージをもたせたくて当時作ったスライドになります。

同じスライドを下記に入れておきますので、必要な先生方は是非お使いください。(※写真は著作権の関係でなくしてますので、貼りつけてください!)

このスライド作るだけでも結構時間がかかったので、1から作るよりは時間短縮になると思います。

6年生にとっては、行事も練習も盛りだくさんの忙しい3学期がはじまりました!少しでもお役に立てるとうれしいです😊

↓ ↓ 卒業式心構えスライド ↓ ↓


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