タイミングを取るのはいつが良いのでしょうか
妊活をしていると排卵日がいつなのか気になると思います。
タイミング法を試みていると、
排卵日にタイミングを合わせたほうがうまくいくように感じ、
どうしても排卵日を意識してしまいます。
「排卵がいつなのか」
「排卵日にタイミングを合わせられるか」
などが気になり、ストレスや不安を引き起こすこともあります。
排卵日の確認(推測)方法
・基礎体温
・排卵検査薬
・クリニックでの内診による超音波検査
などがあります。
※どの方法においても正確に排卵した日時がわかるわけではありません。
あくまでも「この日に排卵したのではないか」という予測・推測になります。
妊娠しやすい時期は?
☆2002年の海外の論文で、排卵日とタイミングについての報告があります。
『Changes with age in the level and duration of fertility in the menstrual cycle』
・782組の健康なカップルの5,860回の月経周期を対象
・排卵日は基礎体温表から予測
【結果】
・妊娠をしたケースのうちほとんどが、排卵5日前から排卵日までの6日間に性交をおこなっていた
・どの年代でも、排卵日よりも排卵前のほうが妊娠の確率が高い
・特に排卵日の2日前の確率が高い
◎排卵した卵子の寿命は約24時間
◎射精した精子の寿命は3日~5日
といわれています。
・卵巣で育った卵胞から排卵
→排卵した卵子は卵管采でキャッチ
→卵管を通り卵管膨大部で精子と受精
→受精卵として成長をしながら卵管内を通り子宮内へ
→受精卵が子宮内膜に着床すると妊娠反応が起こります
論文の報告と卵子や精子の寿命を考えると、
早めにタイミングを取ることで精子が卵管内で待機
→そこへ排卵した卵子がやってきて受精する可能性が高まる
と考えられ、
排卵日よりも早めに性交をおこなうほうが妊娠の確率が高まるのではないかと思われます。
上記の論文では、
基礎体温をもとに排卵日を予測しているので、
実際の排卵日とは多少ズレがあるように思われます。
それを踏まえても、早めの時期に性交をおこなうことが可能性を高めるように思います。
排卵の兆候
☆女性のからだには「もうすぐ排卵ですよ」という兆候がみられます。
・排卵前には頸管粘液(のびるおりもの)が増えます
※個人差がありますが、ゆかり堂では自覚できるほうがより良いと考えます。
・排卵前に腹部の違和感や痛み、体調の変化を感じることもあります
※個人差がありますが、ゆかり堂では不快な症状は無いほうがより良いと考えます。
「排卵日はいつなのか」と気になる場合は、
・基礎体温
・排卵検査薬
・クリニックへの通院
などの確認方法もありますが、
からだが教えてくれるサインを目安にタイミングを合わせても良いと思います。
論文の報告によると、タイミングを取るのは、
排卵日よりも排卵前のほうが妊娠の確率が高く、
特に排卵日の2日前の確率が高くなっています。
頸管粘液(のびるおりもの)もこの時期に増えてきます。
それを踏まえて、
生理が終わってから排卵までの間で、
ストレスにならないように排卵日を意識しすぎず、
できれば複数日にタイミングを取ることができると、
妊娠の可能性が高まるように思います。
ゆかり堂治療院