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成功のカギは準備にあり!ICF Credentialing Exam一発合格の極意

なぜこのNoteを書こうと思ったのか

2023年の年末にドキドキのICF Credentialing Examに合格し、PCC取得が叶いました。
合格までの道のりで、私が一番準備に戸惑ったのがICF Credentialing Exam。この試験についての情報が英語ではそこそこ出てくるものの、日本語ではいくつかNoteでコーチが発信してくれているものの、英語圏に比べて圧倒的に情報量が少ないなぁと感じました。
自分自身がどんな準備をしてきたのか、これから受験される方のヒントになればいいなと思い、もともと発信があまり得意ではないタイプなのですが、Noteを書こうと思いました。
ちなみに、私はACSTH Pathで受験していますので、その前提で読んでいただけると嬉しいです。

試験概要と重要なポイント

このNoteを読んでいる方ならおそらくスキップしても良いかと思いますが、ICF Credentialing Examの概要と個人的に重要かなと思うポイントを書きます。

ここにすべて記載されているのでしっかり読みましょう!がもちろん大前提。

このあたりは特に確認しておくべきポイントかなと思います。

  • PCC録画アセスメント×2セッション分の合格が来ると、「1か月以内にICF Credentialing Examの日程予約をしてください」といったメールが届きます。そこには試験時の細かな注意書きも記載されているのでよく読んだ方が良いです。

    • 開始30分前に到着しないとキャンセル扱い、試験料は返金されない

    • 写真付きID

    • リスケしたい場合は48時間前までに変更

  • リモート受験かテストセンター受験が選べる

  • 試験言語は英語以外に選択可能(詳細はWebサイト参照)

  • コーチングにまつわる様々なシナリオが用意されているので、そこからベストアンサー、ワーストアンサーを選んでいく

  • 600点満点中460点以上で合格

  • 試験内容はコンピテンシー、倫理規定、コアバリューすべて含まれており、試験構成は主にコンピテンシーの4つのカテゴリーが対象

  • 質問数は合計81問、試験所要時間は約180分(休憩5分)

勉強方法はどうした?

仕事もして、家事や育児もして、クライアントさんのセッションもして。。。となると、勉強する時間の確保がとってもとってもハードルが高かったです。
どうにか効率的な勉強方法はないか。。。と思いネットを漁っていたのですが、う~んどうしたもんか。時間がない!どうにかしなきゃ!と気持ちばかり焦っていました。

具体的には何をしたか

  • 試験前日にどんな状態になっていれば良いかを明瞭化してゴール設定した

    • ここではコンピテンシー、倫理規定、コアバリューをどこまで理解深化していたいのか、の明瞭化を指しています。
      私の場合は、上記それぞれを①自分の言葉で説明することができること、②自分のコーチングセッションでそれが体現できていた/できていなかったケースを振り返って言語化できている、をゴールにしました。

  • ゴール達成に向けてステップを明瞭化した

    • 具体的にいつまでにコンピテンシー、倫理規定、コアバリューのどのあたりまで理解深化する、を期日とともに設定しました。
      個人的にはコアバリュー→倫理規定→コンピテンシーの順番でやっていくとスッと入っていった感覚がありました。
      これはコンピテンシーの基盤を整備する、でコアバリューと倫理規定について言及されているので、当たり前っちゃ当たり前ですね。

  • コンピテンシーはPCCマーカーとセットで理解する

    • 実際の試験では、シナリオを読みながらPCCマーカーに準じた行動をコーチは取っている?ということも考えて答えを選択していくことが多かったように思います。

  • Chat GPTと壁打ちする

    • これは個人的にはとっっても価値ある勉強法でした。やりとりはこんなイメージ。

      私:このコンピテンシーって私は〇〇と考えるけどどうだろう。
      AI:それはそうですね。一方で〇〇という考え方やアプローチもあります。
      私:実際のセッションではこういう対応をするかなと思うけどどう?このコンピテンシーが反映されてる?
      AI:そうですね、〇〇。。。。。
      私:原文ではinviteと表現されてるけど、askだとどう違うんだろう?

      などなど。。。。自分の思考を深めるのにとても役立ちました。

  • 模擬試験を受けて、各質問がどのコンピテンシーに関連するのか分かるようにした

    • 模擬試験は1回だけ受けました。間違えた箇所は関連するコンピテンシーに沿ってどこか間違えたのか、なぜ間違えたのか、を自分の中でしっかり言語化できるようにしました。


勉強に役立ったサイト

Lyssa deHartのYoutubue動画
特にICF Credentialing Exam用の動画はどんな点に注意するといいか、分かりやすく説明しているので良かったです。
個人的にはこの動画にある「ACCAT」がとっても試験に役立ちました。

Solutions Academyの模擬試験
この模擬試験は同じコーチであるfumiさんのNoteで知ったサイト。
2時間くらいかかる模擬試験ですが、答えにフィードバックがついているので、なぜ間違えたのか?も振り返りが簡単にできてとても良かったです。

Facebookコミュニティ「ICF ACC PCC MCC Journeys」
世界各国のICF資格取得に向けて情報交換するためのコミュニティ。
ほぼ全員コーチだったり人材開発に関わるメンバーするので、安心して発言できる場になっている印象を受けました。
実際私もICF Credentialing Examの準備に関する投稿をしましたが、世界中から様々なTipsをもらうことが出来ましたし、PCC取得報告をした際も温かく祝福してくれました。

その他のTips

模擬試験をやってみて、私はワーストアンサーの選択をよく間違える傾向がありました。
ワーストアンサーを正しく選択するために、下記のようなものはワーストアンサーになりやすいです。

  • Client firstになっていない

  • immediately askする

  • 共感して一緒に泣いちゃう

  • 単に態度がRudeなだけではワーストアンサーにはならない。コンピテンシーに反しているかどうか、で見る

  • Coach choosing for the client (advising, directing, choosing).

  • Coach judging the client (dismissing, not supporting).

  • Coach not trusting the client (telling, choosing).

  • Coach pushes through the coaching process rather than being responsive to the client.

試験当日の対策

私はリモート受験で環境を整えるのが面倒だなと感じたので、新宿のテストセンターで受験をしました。
試験開始までの流れはあらかじめonVUEの動画を見ていたので、スムースに進みました。

試験の言語は念のため日本語を選択していたのですが、

  • 模擬試験を含む試験準備はすべて英語でやっていた

  • コンピテンシー、倫理規定、コアバリューは日英両方読んでいた

ということもあり、質問文&選択肢をざっと日本語で読み、英語で最終ニュアンスの確認、の進め方がやりやすかったです。
日本語はGoogle翻訳?なのか、分からないですが、フォントや言い回しが少し不自然に感じました。

あとは、1問につき2分くらいでサクサク進めないと時間が間に合わないので、自信がない問題は潔くFlagしてあとから振り返る、で良いです!
私はどんどんFlagつけていきましたw

ICF PCCまでのJourneyを経て

本気でPCC取得に向き合ってからは、コーチとしてのBeingについて本当によく考えるようになった気がします。
そしてこのICF Credentialing Examの勉強を通して、その考えていたことが自分の中で咀嚼でき始めた感覚を持ち始めています。
コアバリュー、倫理規定、コンピテンシー、いずれもコーチとして不可欠な要素であり、それを体現していくには自身のコーチとしてのプレゼンスや人間力のようなものが本当に大事だなと感じています。また、自分のその時のフェーズによって、コンピテンシーの受け止め方や体現の仕方も常にアップデートされていくんだろうなと。改めてコーチとして自分はどうありたいのか?をもう一度深ぼっていきたいなと感じています。


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