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つながれどこまでも

 ときおり、じぶんの役割、のようなものを考えることがある。
 職業や肩書で何者であるかを定義付けするのとはまた違った感覚で、むしろもっとぼんやりと、なんとなく、ほのかに、けれどもそれなりに長いこと『わたしはたぶん、これができる、すべきであろう』と感じる、そんな役割。

 それが『何かと何かを結びつける』こと――のような、気がしている。それまで他人だった誰かと誰かや、無関心だったモノとヒトなど、お互いがお互いの存在に気付くきっかけを用意する、といえばいくらか伝わるだろうか。
 とはいえこれまで直接的に振舞ったことはほとんどなくて、たとえば『この人の作品すごくいいですよ!』みたいな、あからさまな営業トークみたいな発言をしたことは、あまりない。個人に対して純粋にオススメすることはあるかもしれないが、『よーし縁結びしちゃうぞ』みたいな感覚ではない。

 とにかく『きっかけ』、あるいはその『タネ』のようなものを置いてみて、そこから何か全然知らない人同士が新しい関係を築いてくれたりなどしてくれたら、それはシンプルに良い事だなあ、と思うのだ。そこに私自身の存在はたぶん無いだろうし要らないので、(自分が)嬉しい楽しいとはまた違った感覚で、本当に単純にそういうことがあればいいなあ、と、心の片隅で思っている。

 ので、記事そのものでは自分を主張しつつ、添える画像はみんなのフォトギャラリーからお借りすることにしているし、時々他の方の記事を読んで思うところがあれば紹介させていただこうか、ということもある。私の書いた記事本文にとりたてて興味を持ってもらえなかったとしても、画像がいいなと感じた誰かがその画の投稿者の方と交流を持ったりとか、ここで紹介した記事を読んでそちらのクリエイターの方に興味を持ったりとか、そういう『きっかけ』から何かが始まれば、それはシンプルに、良い事だなあと。

 じぶんでその『成果』を確かめることはできないものの、まあ年に一回か二回くらい、そうやって未知の楽しみが生まれていたら面白いよなー、ぐらいの感覚で、今日もぽちぽち記事を書いている。

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