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気ままに生きてる話

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日常でふと考えたこととか、ちょっとした生き方めいた話とか。
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#自分らしい生き方

Re:マインド

 ここ最近流行りっぱなしの例のウイルスに罹患したのが去年(2023)の今頃の話だ。5類に移行するちょっと前だったので、一週間の自宅療養期間といくつかの薬とが得られた。幸い軽症で療養が終わる頃には元の生活に戻れていて、後遺症というほどのものもない。少々、咳が長引いたくらいだ。  では何の変化もなかったのか、といえば、そういうわけでもない。  最初は右手親指の『爪』だった。いつの間にかはわからないが、横にひとつふたつ筋だかシワだかみたいなものが入り、少しばかり変形していたのだ。

ココロの持ちよう

 なんかこう、プラス思考まっしぐらでひたすら耳ざわりのいい言葉を並べ立てるポジティブ説教みたいなこともできないではないけれど、そういうのは他の人に任せて、ここではもうちょっとゆるやかに、のんびりと構えて話をしたいと思っている。泰然自若。  人生それなりに辛く、それでいて月並みな不運不幸に見舞われてハムレットみたいな問答を繰り返した時期もあったわけだけど、ま、とりあえず何とかなってきたと言えるんだろう。今こうやって生きているし。  あきらめなければ何とかなる、とは究極のところ

いつまで青春を謳歌するか

 キラキラ輝く夢や希望、それを語る言葉。強烈で華美な刺激、燃えたぎる情熱。そういうものから一定の距離を置くようになったのは、いつからだったろう。  若いうちはそれでも良かった。それしか知らなかったと言い替えてもいい。理想とする未来に、どこまでも邁進していけると、誰もが信じていただろう。テレビの画面やニュース記事で取り上げられる仄暗いニュースは、自分にはそれほど関係ないと。  では、歳を重ねてみて、どうか。  自分の意思だけではどうにもできないことだってある。描いた理想に進む

この道わが旅

 いつでも夢を追っている。漠然と夢見ていただけの時期が長かったのだけは残念というばかりだが、ようやく、きちんと形に残るものも出来た。肩書も言ったモン勝ちだ。私はよりよい私としてこれからも生きていく。  ただ。ここまで、一度も心揺らがずいたかといえば、そういうわけでもない。安定した職から得られる安定した生活、退屈な忙しさの中でささやかな愉しみをちびちび味わいながら過ぎてゆく普通の日常、仲間内でほんのりと輝くくらいの力はある自分――そういったものを手放してしまう、となったときには

どこまでもプレイヤー

 精神、魂、霊、神などなど……ここ最近はだいたい『スピリチュアル』のひと言で片付けられている気がするそれらが、そんなにキライではない。前にもちょっと書いたかもしれないが、人生に迷っていた時は、それまでの自分になかった考え方や心の在りように大いに救われたし、傾倒していた、とも思う。  そういった種類の思想に触れていく中で、自分の肉体であるとか、物質世界そのものにすがって生きることが、なんとなく『悪』というか、そこまで言わずとも『愚か』であるとか、本来の自分(たち)は、此処にはな