MCU「ロキ」シーズン1紹介文詳細版

日記です。感想です。
MCUについて、ドラマ「ロキ」についての、説明の長文バージョンです。
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▽ドラマ概要(詳細版)

〇MCUとは

一応、マーベル映画を知らない人向けにMCUの基本とこれまでのロキについて、あらましを書いておこうと思って書き始めました。
書くことで改めてわかったのは、ユニバースものの説明よりも、ロキというキャラクターの現状はとてつもなく複雑でややこしい人物であること。これを読んだり、それぞれ自分で書き起こしてみてほしい。そりゃあ10年あれば色々あるけど、それにしたって入れ込み過ぎ。
全く知らない人にロキをしっかり紹介するつもりで思い返して、彼の性格以上に複雑なバックボーンを再認識してみてほしい。きっと、より立体的な面白さを味わえると思う。

以下、紹介文。
2021年6月よりディズニープラスで独占配信された、マーベル・スタジオによる全6話のドラマ。「アベンジャーズ」等と同じ世界観を共有する”マーベル・シネマティック・ユニバース”=MCUの作品群の一つ。別の映画に出てきたキャラクターが他の作品に登場したり、映画で起こった事件がドラマに影響したり、作品が作品を越境するのが”ユニバース”。
今作の主人公であるロキは、映画「マイティ・ソー」シリーズ等に登場した脇役キャラなので、スピンオフ・ドラマともいえる。が、ロキはとても人気なキャラで、最早脇役ではないぐらい大きな存在となっている。そもそもユニバースものは総じて一つの作品、つまり全員が主人公と言っても過言ではないというか、全員が主人公になり得るジャンルなので、通常のスピンオフとは違ってこれも本編だと思った方がいいかもしれない。
それに加え、ロキというキャラクターは現状ややこしい状態になっている。というのも、ロキは当初悪役だったが改心してソーの仲間となるも、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で死んでしまったキャラなのである。なので今作の主人公であるロキは、今まで私たちが見てきた映画のロキとは(ある意味)別人である。括弧付きで”ある意味”というのも、彼が死ぬ前、改心すらしていない頃のロキが、『もしも違う人生を歩んでいたら?』という違う選択をした”もしも”のロキを描いた物語なので、今までの”ロキ”とは同じようで違う人物なのである。
とはいえ全く私たちの知らないロキという訳でもない。まず「アベンジャーズ エンドゲーム」はざっくり説明すると、過去に戻って世界を救う鍵を集めるストーリーだった。その過程でアイアンマン達が2012年、つまり「アベンジャーズ」一作目の頃にタイムスリップする。「アベンジャーズ」は悪役だったロキがヒーロー達に負けて捕まってしまい、ソーがアスガルドに連れ戻す展開になるのだが、「エンドゲーム」で過去に戻ったアイアンマンらがミスしたせいで、自由にワープ出来る石を当時のロキが拾ってしまい、どこかに飛んで逃げ去ってしまう。
「エンドゲーム」では逃げたロキを放置して石を探す事を優先したので、映画では逃げたロキの行く末が描かれることは無かった。公開当時は逃亡の顛末を心配するファンで溢れたが、ドラマの製作によりこの展開に収集を付けられることが明らかになったのである。
ということで、半分ぐらいは、シリーズ鑑賞済みの私たちが知っているロキではあるが、ほとんど新しいキャラクターと言ってもいいぐらい、このドラマは全く新しいストーリーが描かれている。

〇あらすじ

悪戯の神ことロキは地球侵略に失敗し、アベンジャーズに捕らえられていた。故郷であるアスガルドに連れ戻されそうになっていたところ、ある偶然をきっかけに逃げ出すことに成功する。しかし逃げた先で突然、TVA=時間取締局なる組織により、地球でも故郷でもない全く違う次元へと飛ばされてしまう。運命通りに行動しなかった罪で”剪定”を言い渡されたロキだったが、ある犯罪者を捕まえる事に協力すれば、猶予を与えると告げられる。その犯罪者の名前は、ほかでもない”ロキ”だった・・・。
奇妙な時空旅行を経て、ロキがこれまでの道のりと自己を振り返る。その先に思い起こされる感情とは何だったのか。

〇作品情報

監督:ケイト・ヘロン
筆頭脚本:マイケル・ウォルドロン
共同脚本:ビジャ・K・アリ、エリッサ・カラシック、エリック・マーティン、トム・カウフマン
製作総指揮:ケヴィン・ファイギ、ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、スティーヴン・ブルサード、ケイト・ヘロン、マイケル・ウォルドロン、トム・ヒドルストン
共同製作総指:ケヴィン・ライト、トレバー・ウォーターソン

プロダクション・デザイナー:カスラ・ファラハニ
衣装デザイナー:クリスティーン・ワダ
舞台装置:クラウディア・ボンフェ

主演:トム・ヒドルストン
共演:オーウェン・ウィルソン、ソフィア・ディ・マルティーノ、ググ・バサ=ロー、ウンミ・モサク、ジョナサン・メジャース

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