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新卒で気をつけたかった"ちんげんさい"

最近会社の新卒社員や、大学生と話す機会が多い。
たくさんの人に、「社会人は何が大切か」を問われる。
社会人3年目の私が“良い回答”ができるはずはない。
社会人の先輩方に教えて欲しいくらいだ、そのまま丸パクリするので横流ししてほしい。

かといってその場でわかりませんでは済まない状況なので、私はちんげんさいの話をしている。私が新卒の時、聞いてはいたけど意識できなかったことだから、良ければ覚えて程度に伝えている。


ほうれんそうはよく聞く。
報告・連絡・相談、会社に勤めるとなったら必要だよねという事象の頭文字をつなげてほうれんそう。100%出来ているかは不明だが、割と意識していると思っている。

ちんげんさいはあまり聞かない。
どこで聞いたか忘れたし、果たしてこれであっているのかもちょっと不安だ。そんな事なら伝えるなよと自分でも思っている。なんの頭文字をとっているのか、私の記憶だと、沈黙しない・限界は人それぞれ・最後まで我慢しない、だ。ほうれんそうと繋がる部分があるから、ほうれんそうを覚えておけば必要ないのかもしれない。


沈黙しない。
これは間違ってるかもしれなくても自分の考えを言葉にすること。早めに間違いに気づいた方が良いし、早めに恥ずかしい思いしておいた方が耐性がつくし、わりと生きやすくなるし、仕事が早く進む。未熟な脳みそでたくさん考えた結論を一掃されたことはあったけど、結果より過程が大切ってこういう時使うんだと思ったことがある。普通に悔しかったけど。


限界は人それぞれ。
これはそのまま。これをちゃんと分かった上で自分に対しても、他人に対しても接することができたら、もっと良かったのかなと振り返って思う。自分が余裕だろと思うことに何倍も労力を割く人がいるかもしれない、そしてその逆も然り。自分の当たり前を押し付けると相手を潰すし、誰かの基準で突き進むと自分を潰す。そこに年齢は関係ないと思う。若いからって眠くないわけではないし、若いからって疲れないわけでもない、若いからってなんでもアクティブに動けるわけでもないし、若いからって全てに楽観的なわけではない。経験が少ないと、自分の限界なんてわからないと勝手に思っている。気づいたら限界になってた、そんなことが起きないように気をつけたい。


最後まで我慢しない。
限界と似ているかも知れない、だから、これは私の聞き間違いなのかも知れない。ただ私はこういう意味で覚えている。必要のない我慢もある、と。今はそんな職場存在しないのかも知れないけど、会社という小さいコミュニティで、誰かに気分を害されたり、人格を否定されり、苦しめられる人がもしかしたらいるかも知れない。自分の力ではどうすることもできない( 相手を変えるのは結構難しい)ことは、無理に我慢しなくても良い。逃げるのは簡単じゃないかもしれないし、なんで自分だけが逃げないといけないんだと思うかもしれない、いないかもしれないけど。逃避ではなく、引越し程度に考えれば良いのかな。逃げ恥みたいな。
以前、どこかのお坊さんか芸能人かが言っていたけど、時間は命らしい。私ような会社員は、仕事をしてお金をもらう代わりに自分の時間(いのち)を削っている。私は仕事大好きハッピー人間じゃないから、ちょっと捻くれているだけかもしれないが、なるほどなと思った。(今の仕事が嫌いというわけではない。性格上仕事を楽しめ!ができないだけ)
仕事をしている中で、命を削ってでも我慢し続けないといけないことかを、私は判断基準にしている。仕事が思うように行かなくて、自分の力不足を日々感じて、モヤモヤしているが、その我慢(という言葉で合っているのか不明)は、もう少し我慢して粘ってみようと私は思っている。


小さい世界でしか生きたことがない私は、もっといろんな考え方を知りたいなと思う。社会人の先輩たちはどんなことを大切にしているのだろうか。
少し気になった日だった。

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