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これであなたも海外進出!?~投資家を魅了するファイナンス戦略~

#ファイナンス #資金調達 #スタートアップ #FUNグループ #HACKJPN #Huntercity #戸村光

[スピーカー]

三木健司さん (FUNグループ 代表取締役・CEO)

相場知明さん (FUNグループ 取締役・CFO)

コロナ下にも関わらず、12.6億円の資金調達を成功させたFUN GROUP。

FUN GROUPは世界中の観光資源を使い、世界中の人に感動体験を届けていくというビジネスモデルを取っているグローバルな観光エンターテイメント事業なのです。

FUN GROUPがアクティビティの供給源となり、世界中のOTA(オンライントラベルエージェンシー)を経由して、FUNという海外旅行のオプショナルツアーの販売を日本人だけでなく世界中の人をターゲットに展開しています。


それではまず、観光業界に大打撃を与えたコロナ下にも関わらず、FUN GROUPがどのようにしてこれほどの額の資金調達することができたのかを紹介していきたいと思います。


1.  12.6億円の資金調達

ピッチ資料はスタートアップ王道のフォーマット。相場さんによると、ピッチの際、コロナ下でどうやって勝ち抜くのか、ということを特に強調したところがポイントだったとのことです。

その中でも、コロナがもたらすFUN GROUPへの影響とその影響への対処に関してのFUN GROUPのViewをショートタームとロングタームに分け説明していったのです。

また、もう一つのポイントととして、スケーラビリティだけでなく、いかにプロフィッタビリティーを追求できるのか(スケーラビリティとプロフィッタビリティーの両立)が投資家に求められていることなので、ここをしっかりと投資家に伝えていくことが重要。

ピッチ冒頭でスケーラビリティの追求だけを主張してしまっては、投資家に刺さるものも刺さらなくなってしまうのです。

そしてこれからは、エクイティーさえ集めればいいという考え方ではなく、資本効率の最大化、ダイリューション(希薄化)の抑制、既存投資家・新規投資家に対しての姿勢が求められてくるのです。

これらのポイントをしっかり押さえることで、FUN GROUPは12.6億円の資金調達を実現させることができたのです。

またFUN GROUPは、資金調達にあたって多くの個人投資家を魅了し続けています。

一体どのようにしたら個人投資家から愛される企業にすることができるのでしょうか?


2.すべての機会をチャンスに

三木さんは、すべての機会や人との出会い・繋がりをチャンスと認識するように心掛けているというのです。

FUN GROUPは有名個人投資家である武井壮さんからの出資を得ています。武井さんからの出資に至るまでのストーリーは、まさに三木さんのすべての機会をチャンスに変えるという意識が生み出したストーリーなのです。

三木さんと武井さんは、最初、偶然町で出会ったというのです。三木さんはこの出会いをチャンスと思い、武井さんに声をかけラインを交換するというアクションを起こしたのです。この三木さんの行動によって、ただ道端で出会ったという事実を、自分の会社を応援していただくという縁に変えることができたのです。

しかし、ただ声をかけるだけではなく、自分たちがどんなことをしているのかを伝えるところまで持っていくことが重要になってくるのです。

三木さんの場合、共通の知人の話などをして話を広げ、自分たちの事業についての説明も会話の中でしていくのだそう。

FUN GROUPの場合、三木さんが持ち続けているより多くの人を楽しませたいという想いが会社の信念としてあるので、会社と自分のことをセットにして話すことで、武井さんのように、三木さんの想い(信念
・ビジョン)そのものに共感してくれる方が個人投資家として、三木さんの想いを応援する=会社を応援する=会社に出資するという流れが生まれることが多くあるのです。

このようにチャンスを縁に変え、人を楽しませるという信念に共感してくれる人が増えていくことで、多くの人から愛される企業、FUN GROUPになっていったのです。


3.海外展開

FUN GROUPはもともとタビナカという社名でした。社名の変更理由は、日本人のみならず、海外の人にもサービスを利用してもらいたい、もっとグローバルな企業に!という想いがあったのです。そして現在、その想いが実り、FUN GROUPは海外M&Aを成功させるまでに成長したのです。

海外展開をするにあたって、外国企業との意思疎通は必要不可欠になります。しかし、英語が共通言語だとしても、海外の人たちとコミュニケーションを図る時に見えない壁が生じてしまうケースが多くあります。その中でFUN GROUPが実践しているコミュニケーションをとる上での大切なTIPについて教えていただきました!

・積極的に会う

実際に現地に赴き、Face-to-Faceでのコミュニケーションをなるべくとるような形をとっている。

・各国のリーダーにウィークリーミーティングに出席してもらう

基本的にミーティングは日本語で行われるものの、書類の文章は英語・日本語を併用し、情報格差を無くすよう心掛けている。

・同じKPIを追いかける

各国の部分最適よりも、FUN GROUPの6拠点でのベストプラクティスを共有することでグループ全体で全体最適をとっていく。これはマーケティングにおいても同様で、各社で行うのではなく本社が指揮をとっている。

FUN GROUPは、これらを行うことによって海外のチームや企業とのコミュニケーションを円滑にしているのです。


今回の講義で、自分の信念を強く持つことが、人の心を動かす上でいかに重要になってくるのかということ、またチャンスを逃さないために自ら行動していくことの大切さを学ぶことができました。


まだ学生で、ビジネスの知識が乏しい私ですが、HUNTERCITYの授業でインプットした内容を自分なりにアウトプットしていきます!温かい目で見守っていただければ幸いです🌼また誤っている個所や補足などがあればコメントをお願い致します。

最後まで読んでいたき有難うございました😊

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