手作りおやつは記憶を呼び覚ます。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、子どもたちの通う小学校や幼稚園も2週間の休校・休園措置がとられている。
今日はその1日目。
ちょっと朝からぐったり気味の母(私)は、夫を送り出したあと2度寝。笑
「お母さん、まだちょっと動けない…」
そう言って私は再び布団に戻る。
自分たちで食べられるようなおかずやふりかけは準備してあるので、どうしてもお腹が空いたら自分たちで何とかしてくれるだろう。ごはんだけは炊いてある。
結局私が起きたのは9時。(なんてだらしない…でも疲れていたのは事実)
リビングに行くと、子どもたち、自分で朝食を済ませていた。
驚いたのは、テーブルの上もきちんと片付けして、台ふきで拭いておいてくれたこと!
さすがに皿洗いとまではいかなかったまでも、そこまできっちりしてくれていて、母は大助かりであった。
朝の時点でしっかりと回復できたので、お昼からはおやつ作り。
今日はマドレーヌ。
材料は
ホットケーキミックス
バター
たまご
砂糖
以上!
作り方もきわめて簡単。混ぜて焼くだけ。
たったそれだけのことでも、子どもたちにとっては新鮮でワクワクするようだ。女子達は目をキラキラさせていた。
***
オーブンで焼いている間にも、ぽわーんとバターの香りとともに甘いにおい。
少なめを意識して型に流し込んだ生地が、ふんわりと丸みを帯びてきた。
わが家のオーブンは少し高い位置にあるので、長女はダイニングチェアに登って、次女は私が抱っこして、庫内をのぞき込む。
***
焼き上がりのブザー音とともに、女子はオーブンの前に集まる。
ミトンを使って天板を取り出すと「わぁ〜おいしそう!」ときらっきらの笑顔でマドレーヌを見つめる。
***
私もこんなんだったな。
酪農を営んでいて忙しかった母が時おり、おやつにマドレーヌを作ってくれた。私も手伝いながら作り方を覚えていった。
なにより、母が作ってくれるおやつが大好きだった。
甘さ控えめの、ほっこりおやつ。
そんな自分の子ども時代を思い出す。
わが子達の心の中にも、私の中にある母との記憶のように、こうやって何かを作ったこと、たくさんお手伝いをして母親の手助けになっていること、残ってくれると良いな。
***
「子どもたち」と書いたけれど、小4息子は見ているだけだった。笑。
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