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20200112ひのはら地球の学校レポート「道作り フィールドワーク②」

2020年1月12日みんな!あけましておめでとう!!
ひのはら地球の学校第2回フィールドワークが寒空の下スタートしました。

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おじいさんは山へ”しばかり”へ

朝10:00 檜原村払沢園に集合。大きな焚火がみんなでお出迎え。
普段、火に親しむ機会の少ない子どもたちは、焚火にまっしぐら!!!

焚火に後ろ髪を引かれながら、みんなでサークルになり、ひのはら地球の学校のオープニングです。

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前回までの地球の学校の振り返りをした後は、ゆかんこが急に昔話を始めました。
  
「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山にしばかりに、おばあさんは山に洗濯に・・・・
みんな!この「しばかり」って何だか分かるかなぁ?」

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「木を取りに行っていたんだよ!!」
 
「そうか!そうだね。おじいさんは木を拾いに行ってたんだよね。漢字では「柴刈り」って書くんだよ。」
 
「じゃあ何のために木を取りに行ってたのかな?分かる??」
 
「燃やすため!」
「売るため!!」
「人を拷問するため!!!」(笑)

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「色々出てきたねー!そうだね。昔の人は燃やしたり、売ったり、拷問したり??するために木を取っていたのかもね。
それにね、山に落ちた木を拾うと、道がキレイになるし、太陽の光が届くようになるから、新しい植物も育ちやすくなるんだ。
おじいさんは森を守っているのかもしれないね。・・・ってことは!おじいさんは「きこりさん」なのかもしれないよねーー!」

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「そうだねーーー!!!」
 
「ということで!今日は1日中、きこりさんと道づくりです!!今の「柴刈り」って言葉を忘れないで、たくさん木を拾って、道をキレイにして行こうねーー!」
 
「はーーーい!!!」

所々で火が点いた!!


オープニングのあとは自己紹介タイム、7,8名のグループになって「名前、どこから来たのか、楽しみにしていること」を共有し合います。
 
ここで保護者の方々に、ゆかんこからアドバイス
 
「家族はチームメイト。親は子どものサポート役じゃない。〇〇くんのパパ・ママじゃない。目指すのは対等な関係性。大人が楽しんでる姿を子どもに見せてやる!ぐらいの気概で、主体的に道づくりしてください!」
 
「はいっ!!!」
 
なんだか大人チームの目の色が変わった。火が付いた瞬間を見た気がしました。メラメラメラ!

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ヘルメットをかぶって出発の準備中、子どもたちはスタッフが出したメタルマッチでの火熾しに夢中!おぉ・・・ここでも火が付いている!

自尊心を持って働く人たち

なんでもやってみたい!盛りの子どもたちのお尻を叩きながら、道作りのフィールドまで出発です。
ここで隊長の青木さん(東京チェンソーズ代表)から子どもたちへ注意点の説明。
 
3つの大切なこと
・走らない
・刃物を触らない、人に向けない
・互いに広がって作業する

 
ホンモノとの出会いを大切にする地球の学校では、使う道具もホンモノ、出会う人たちもホンモノ(プロフェッショナル)です。危険な鋸だって責任を持って子どもたちが使用します。
怪我をしたらどうしよう?と不安もありますが、大人は「信じて任せる」こととし、子どもの「信じて貰えた、ホンモノの道具を使いこなせた」という自尊心を養っていきます。

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そして自尊心の生まれた子どもたちは、決して“いたずら”や“いじわる”をしません。道具もとても丁寧に扱いますし、子ども間での貸し借りもとてもスムーズです。
大切なのは、決まりやルールを押し付けることなのではなく、子どもの持つ自尊心が、子どもなりのルールや決まりを生み出していくことなのだと、活動を通して感じることが出来ました。

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待ちに待った道作りのスタートです!!!
・ノコギリで木や枝を切っていく人
・トンガで土を削り道や階段を通していく人
・柴刈りする人(落ちている木や草をどかす)
・出来た道を足で固めていく人
 
と指示をせずとも、それぞれ自分の役割を決めて作業を進めて行きます。
凄かったのは、火が点いてしまった大人たち(笑)
前回は、子どもの後ろで見守り、声掛けする方が多く見られたのですが、今回は、子どもは、ほったらかしでガンガン作業を進めています!!

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大人が主体的に作業を始めたからなのか、子どもたちの主体性もアップ!!伸び伸びと道作りに励んでいきます。
 
道具の数に限りがありましたが、みんなで上手に役割分担をし、順番に使っていました。
 
「わたしがこの木を切るから、あなたは、ここを掘って!ちょっと!!ゆかんこもトンガ借りてきて、ここを通してよ!!!!(サボってんじゃねーよ!)

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後半には、それぞれの持っている道具から子ども自身で仲間に指示・分担する姿も見られました。
 
今回の道づくりでは、いわゆる「ゴール目標」を設定していません。大人だったら、ココまで通そう!とか、終了までに何メートル通そう!など目標を決めてやりたくなりませんか?けれども、子どもたちは、誰もゴールを決めることを求めないんです。
ただただ目の前にある道を開くことに夢中になれるんです。これって凄いことだと思いませんか?
ゴールのない問い、目標の見えないプロジェクトの中で、結局、子どもたちと大人たちは、スタッフの当初の予想を遥かに上回る長さと美しさの道を作り出してくれました。

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もしも、目標を設定してしまったら、それ以上の結果は得られなかったかもしれません。ただただ目の前の「今」に真剣に取り組む。その大切さを、子どもたちから学ぶことが出来ました。この「子どもらしさ」って、未来を生きる上で、とても大切な能力の一つだと私は感じています。

「道」じゃないものを創る人たち

ヘルメットが苦手。
もう十分やった。
 
などの理由で道作りに参加しない子たちもいます。そんな子たちは、払沢園で他のスタッフの元で過ごしていたのですが、彼らも主体的にいろいろなことにチャレンジしていました。

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まずは「火熾し」
メタルマッチを必死に擦って火花を上げらえるようになったら、火口(火つけられるもの)を探し求めていました。
 
「火遊び」
焚火の中にいろいろな木や葉と突っ込んでいました。枯れた木や葉は良く燃える。生木や生の葉を入れるとモクモクモク・・・煙がいっぱい出る!!!火との戯れの中で、彼らなりの実験が繰り広げられていました。
 
「お雑煮づくり」
スタッフがお昼御飯用のお汁を作っていると、味見をしてくれたり、お鍋を運んだりしてくれました。
 
「憩いの場づくり」
焚火の周りにスタッフが憩える場を作ろうと、一生懸命、重い丸太を転がして椅子を作ってくれました。小雨が降ってくると、焚火を屋根の下に動かしたいと言ったり、上に屋根を付けたいと言ったり・・・「これぐらいの雨なら火は消えないよ?」と言うと、「でも(スタッフが)濡れちゃうじゃん!!!」と言ってくれて、スタッフたちは感動しました。
 
「遊具づくり」
払沢園にある板や丸太、石ころを活用して独自のゲームや遊具を作り出していました。0から遊びを創り出せる!これが子どもの素敵な能力です!!シーソー?みたいなものを作っては転げ落ち大爆笑!とても楽しい時間です。
 
「武器づくり」
やっぱり男の子は武器作りが大好き!!端材とノコギリ、ガムテープや紐、サインペンを使って自分だけの武器を作り出していました。コラボして作った武器を友達が持って帰ってしまったので、泣きながら再度、武器を作る子も!涙を拭きながら一生懸命、鋸で木を切っていました。その愛着と集中力。とっても大切なことだと思います。
 
彼らは「道」はつくらなかったかもしれませんが、その代わりに沢山のモノを代わる代わるつくり出していました。
自分の「やりたい!」から、“ものづくり”をすることほど、素晴らしいものはありません。「やらなければならいない」から「やりたい!」へ。
それぞれの「やりたい!」が来た時には、いつでもチャレンジ出来るように。そんな場を、地球の学校では大切にしていきたいと思います。 

昼ごはんはお雑煮だよ!!

お昼ご飯は、みんなでお雑煮を囲みました。
スタッフのヤッホーから、みんなにお雑煮のお話タイム。
 
「日本には色んな種類のお雑煮があるんだよ?みんなが食べたことがあるお雑煮があったら教えてね!」

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きな粉を付けて食べたり、餅の中に餡子が入っていたり・・・お雑煮って面白いね!色んなお雑煮を食べてみたいねー!
 
今回のお雑煮は、檜原村の舞茸をいっぱい入れた汁に、ゆかんこの幼馴染が作った千葉のお米で出来た玄米餅と白餅!
はじめての“のし餅”、はじめての玄米餅に大人も子どもも興味津々!!

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ちゃんと網は温まってるかな?とゆかんこが確認していると、みんなマネしてやってみる。餅も手もいっぱいで可愛い!

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もちろんマシュマロタイムもございますよ。

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今回は、配布する係を子どもに託してみると、しっかりと数を決めて(めっちゃ多かったけど!)、仲間たちに配っていました。
今日の目標で「マイナイフを使いたい!」と言っていた子は、きこりさんの隣でナイフを使って櫛づくりにもチャレンジ!上手にナイフで木を削っていました。

みんなで考え、必死につくる!!


さーーて!いよいよ道づくりもラストスパート!!みんな道具を使いこなすのが上手になってきました。

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その脇で、きこりさんは斧などを使いこなし、身近にあった素材で「土留め」を作っていきます!めちゃくちゃカッコイイーー!!!!!

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子どもだって負けません!こんな大きい根っこを自分たちの力で掘り出しました!

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「それカッコイイから、取っておこうよ!飾ろうよ!!」 
と私が言った矢先に、ドガ―――ンっと下の川へ落とす子どもたち・・・
そうだよね。飾るよりも落とす方が楽しいもんね。(結構、残念・・・)

フィールドは斜面が中心なのですが、小川の脇に平地を見つけました!
今回は、この平地まで道を通し、平地にある木々を取り除いて行きました。ここでみんなで集えるねー!

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平地へ降りる階段をトンガを使って必死に作っていた子が、ドロドロになりながら一言ポツリ

「これみんなコンクリートを引いちゃえばいいんじゃん」
 
「そうだねー!ここがコンクリートになったら、どんな風かなぁ?」
 
「・・・・・・・・・(考える)、森っぽくないかぁ・・・」
 
子どもたちは、作業を通して街の道と森の道に思いを馳せています。とても感動した瞬間でした。

お疲れさまでした!みんな、ありがとう!!


最後は、サークルになって今日のふりかえりです。
やり残したことはある?もっとやってみたいことがあったら教えて!
なにが面白かった?

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「ぜんぶー!」
「みちづくりー!」
「火熾しーー!!」
 
「みんなの頑張りのおかげで、僕たちの想像を超える道が出来上がりました!」

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最後は、隊長の一言で、ひのはら地球の学校第2回フィールドワークが幕を閉じました。
 
頑張った自分に拍手!
いつでも見守ってくれるお父さん、お母さんに拍手!
そして、私たちを遊ばせてくれる地球に拍手!
 
おつかれさまでした!

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つぎのフィールドワークは2月です
みんなで滝まで散歩したり、道に看板を作ります!!

普段、街中では感じられない四季折々の風景と、
動物たちの営みを感じられる檜原村で、
自然を感じ地球を愛する子ども達が、輝ける瞬間を大切にしていきます。

好奇心をエンジンに、
秘めた創造力を探す場所「ひのはら地球の学校」
単発参加(一家族5000円)も可能です!
ご予約はコチラ
https://osoto.co.jp/2019/08/31/hinohara-chikyuschool/
 

プロジェクトスケジュール!!

 
11月10日(日) フィールドプログラム①
「道作り、木の地図を描いてみよう」
講師:東京チェンソーズ青木氏(仮)、木田氏(仮)
10:00 檜原村 払沢園(ほっさわえん)集合
10:00~11:00フィールドまでハイキング・自然観察
11:00~12:00アイスブレイク・道作りWS
12:00~13:00昼食
13:00~14:30道作りWS
14:30~15:30下山・解散

11月24日(日) インドアプログラム②
「フィールドワークふりかえり、森を彩る電子工作WS」
講師:OSOTO渡部
10:00 昭島Union A(イベントスペース)集合
10:00~10:30アイスブレイク
10:30~11:30フィールドワークふりかえりWS、道の探究WS
11:30~12:30森を彩る電子工作WS

1月12日(日) フィールドプログラム②
「道作り、お雑煮づくり」
講師:東京チェンソーズ青木氏、木田氏(仮)
10:00 檜原村 払沢園(ほっさわえん)集合
10:00~11:00フィールドまでハイキング・自然観察
11:00~12:00アイスブレイク・道作りWS
12:00~13:00昼食(お雑煮)13:00~14:30道作りWS
14:30~15:30下山・解散

1月26日(日) インドアプログラム②
「森の地図づくり・発表会」
講師:OSOTO渡部
10:00昭島Union A(イベントスペース)集合
10:00~10:30アイスブレイク
10:30~11:30森の地図づくりWS
11:30~12:30発表会

2月16日(日) アウトドアプログラム③
「フィールドワーク、森を散策してみよう」
講師:東京チェンソーズ青木氏、ひのはらエコツアーガイド細貝氏(仮)
10:00 檜原村 払沢園(ほっさわえん)集合
10:00~11:00フィールドまでハイキング・自然観察
11:00~12:00アイスブレイク・森の探究ウォーク
12:00~13:00昼食
13:00~14:30看板づくり
14:30~15:30下山・解散

3月1日(日)インドアプログラム③
「フィールドワークふりかえり、自分だけの名札づくり」
講師:OSOTO渡部 
13:30 昭島Union A(イベントスペース)集合
13:30~14:00アイスブレイク
14:00~15:00フィールドワークふりかえりWS、道の探究WS
15:00~16:00檜原の木を使った名札づくり

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株式会社OSOTO(2018.7)代表取締役社長、世界ふぐ協会(2012.7)会長、カメラマンで一児の母、趣味はボディボードとキャンプ

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