甘酒と湯豆腐とクリームシチュー
甘酒を仕込んで
朝出来上がっていると少し幸せ。
夜中の間にすごい頑張って、
麹菌がお米のでんぷんを
糖分にしてくれます。
朝になって開けてみるといい香りがして
お砂糖とはまた違う、優しい甘さ。
それはあけびの甘さに似ている気がします。
そんなふうに
麹がいい仕事をしてくれてるのが
もう可愛くて。
さいごに塩をひとつまみ加えて
お鍋で一度煮立たせると
麹の発酵が止まるので
そこで完成!
それに酒粕を少し加えると
初詣で飲む、神社の味になるし
生姜を少しすりおろして加えれば
冷えに効きます。
甘酒はすばらしい!
ちなみに柾くんがその甘酒を飲む時
「ありがたい・・・!」と言って
ぎゅっと目を瞑りながら飲みます。
なんか、ありがたい味がするらしいです。
麹たちの働きに対する
リスペクトを感じます。
そしてもうひとつ、
はまりものに加わったのが
温泉ゆどうふ。
温泉水でお豆腐を煮込むと
お豆腐が溶け出して
スープが白濁してきて
お豆腐もスープもとろーんとした食感になります。
そのまま湯豆腐として食べるもよし、
のこりのスープは
他のお料理に使っても
最高に美味しくなります。
例えば
締めのおじやにしてもいいし、
(私は七草粥の時そのスープで
お粥をいただきました!)
麺を入れてもいいし・・・。
私の最近の発見はのこりのスープを
クリームシチューに足す。
水の代わりに。
まろやかさが深まったようです。
さらには、仕上げに牛乳や豆乳などを
加えたりするところを
ある時牛乳を切らしてしまっていたので
なんとなーく、アーモンドミルクを
加えてみたらびっくり。
「うーん、アーモンドミルクは
主張が激しいからな。いけるかな」
と少しずつ加えては味見、を
繰り返しておりましたが
アーモンドの香りは主張せず
むしろひっそりと引き立て役に回ってくれて
とってもクリーミーで美味しく仕上がったのでした。
すごいねアーモンド効果(無糖)!
クリームシチューを煮込む時、
手製の甘酒を少し加えて煮込むと
より味が深くなる気がしました。
あぁ、麹への愛が止まらない
豆腐への愛も止まらない。
発酵ってすばらしいもの!
発酵は、わたしにとって
めくるめく、無意識のようなもの・・・。
(謎の発言失礼しました。笑)