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沼の話をさせてくれ②
以前着物にハマった話を書いてから早いことで1年が経った。
超のつく飽き性のため、いつか着物にも飽きてしまうのだろうか……と心配していたけれど、思いのほか熱は冷めず、むしろより一層沼に沈み込んでいるような感じがしている。
今回はこの1年間を通して気づき、学んだこと、変化したことなどを書き記していこうと思う。
着付けを学びたい
独学で着物を着はじめて半年くらいが経ったころ。
着付け動画を見ながら練習したり、本を読んで覚えるのはとても楽しかったのだが「やっぱりわからない部分もあるなあ」とうっすら思っていた。
独学だから仕方がないと思いつつ、だんだんと自分が理解しきれていないところが気になって仕方がなくなってくる。
誰かの目を気にせず、堂々と着物を着るためにきちんと技術と知識を身につけたい。
そんな気持ちが日に日に強くなっていって、ようやく「着付け教室を探してみよう」と決心した。
はじめての教室探し
まず教室選び。ここが最難関。よく名前を見る所謂「大手」の教室は受講料が高いし、(勝手な思い込みかもしれないけれど)その教室専門の着付け道具とか着物とかを買わされそうという印象もあったので選択肢から除外。
条件としては、まず少人数制であること。あと家から電車で1時間くらいで通えるところ。そして自力で着ることは一応できているので、習熟度によってコースが選べる教室であるとベストだなと思った。
となると、個人で教室をやっている先生を探し出すべきだ。
SNS、特にInstagramには多くの着付け師や着付け講師がいる。その中から個人で教室をやっている先生を見つけることもできただろうが、実際に受講した人のクチコミなども見ることができるため、私は様々なジャンルの習い事の講師を探せる某サービスを利用した。
緊張の1day着付けレッスン
そこで良さそうな講師の方を見つけ、とりあえず単発でやっている着付けレッスンに申し込み、ドキドキしながら受講の日を迎えた。
とにかく気さくで着物愛にあふれた先生で、いろんなことをおしゃべりしながらマンツーマンで長襦袢と着物の着方、半幅帯の結び方2種類を教えていただく。
これまでの独学で理解しきれていなかったところも質問できて、とても楽しく学びのある有意義な時間だった。
教室を選ぶ際は講師との相性も大切だと思うので、そこを確認するという点でもまず1day着付けレッスンや教室の見学などから入るのがおすすめかもしれない。
その後と近況
その後はしばらく満足してまた独学の日々に戻ったのだが、そこから半年後に「礼装もきっちり着れるようになりたい……」「着物や帯の格とかマナーとかも学びたい……」と思うようになり、現在は1dayレッスンでお世話になった先生のところに通って着付けを勉強している。
座学もあるので、着付けの技術だけではなく着物の文化や歴史を知ることもできてとても楽しい。
この間のレッスンでは喪服の着方をやって、次回からは袋帯の結び方を学ぶ予定だ。
どんどん沼の深みにはまりもう抜け出せそうにないが、それはそれで幸せなことでもあると思っている。
(おしまい)
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