結局、何が言いたいの?とよく聞かれる人
質問に答えたつもりなのに「結局、何がいいたいの?」と言われる。
長いというわけでもないのに、何を伝えたいのか分からないと言われる。
そういう相談をよく受けます。
実は、そういう人は、話す言葉も、書く文章もそんな感じです。
Aですか?Bですか?という問いなのに
この問題について、今まで私は、あまり深く考えたことはなかったのですが……と言い(書き)始めるとかね。
今まで考えたことがなかったかどうか、それが深かったかどうかなんて聞いていないってことに気づいていないんです。
前置きが出たとたん、そしてそれが長くなったとたん、読み手の人は「回答」が出るまで我慢するはめになります。
結論ファーストは本当に大事。でも本気で分かっていない場合が多い気がします。
「どうして遅刻したのか」
「すみません」
これはかみ合ってない。
「あやまれ」
「すみません」
なら、かみ合ってるけど。
「A社には電話したのか」
「忙しくて」
これはかみ合ってない。
「A社に電話をまだかけていないのは、なぜか」
「忙しくて」
なら、かみ合ってる。
文章も同じ。かみ合っていない話をさんざん読まされる(聞かされる)と、何を聞か(読ま)されているのか分からなくなる。
で「結局何が言いたいの?」となるの。
だからまず、設問にそのまんま答えよう。雰囲気を考えたり、自分なりの装飾を付けたりしなくていい。そのまんま答えよう。
そして……
答えがまだ、頭の中にない場合は、考えてから言おう。考え切ってから書こう。それまでは「今は分かりません」が正解だ。
一番厄介なのは、言いながら、書きながら、脳内整理の様子を吐露すること。そんな言葉は聞く気も読む気も失せます。
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