句点の位置
次の文章は、句点の位置が不適切です。どうしてか説明し、適切な位置に直せますか?
こういう連用形が連続する文は、気を付けないと「え?そこ?」という位置で区切ってしまいがち。
解決方法
1 単文に戻す
①AIは、大量のデータを素早く分析し、質問や要望に対し最適な解を導き出すことは得意です。
②しかし、ありとあらゆる情報がデータに載っているわけではありません。
③そのためAIには、数値では表れにくい複雑な要素も含めて物事を判断するのは難しいです。
④ですから、コンサルタントなど、ビジネスにおける課題や問題への対策を考え、提案する仕事は難しいとされています。
この段落で一番言いたいことは「AIにとっての難しい仕事」です。そのために、得意不得意の話をしているのです。
2 どれとどれがセットか考える
この文章は、もともと、4つの文からできていますね。それぞれ頭に、接続詞が付いています。どれとどれがセットか、考えてみましょう。
①②③がセットになり、AIの得意なことと不得意なことを語っていることが分かります。
それを受けて、④で苦手な職業を説明しているのですね。
なので、①②③までが一つの文になります。①と②、②と③の間で区切らない方がいいのです。
「一段落一内容」というのは有名なポイントですが「一文は一内容」も重要なポイントです。
読点については、本を出していますので、そちらをどうぞ。厚さ4mmの携帯できる薄い本です。
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