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先生が模範解答を示さない。討論する。

中学生の生徒からの質問

直感を信じると、なぜうまくいくことが多いのか。

オンラインで作文指導をしているんだけど、中学生コースでは、毎回、授業終了後に、振り返りをしてもらっている。

  1. 分かったこと・感動したこと

  2. 分からなかったこと・疑問に思ったこと

  3. もっと知りたい、もっと考えたいこと

先ほどの質問は、この3で書かれていたこと。

直感を信じると、なぜうまくいくことが多いのか。

運についての意見文を書かせるために、こちらの動画を使用。

元の文献はこちら。

私の返事

直感は無意識が関わっていて、意外と正しい。
直感で動かないということは、そこから「意識」したことが乗っかる感じ。
また、タイミングって本当に大事。
電車でお年寄りが乗って来たら、あれこれ考え始める前に、サッと席を立つ。
「席を譲る」なんて思いついてしまうと、あれやこれやと邪念が生じる。
「『大丈夫です』って言われたらそれでも席を譲るべきか」
「そこで座り直すのも変だよなあ」
「そもそも何て声をかける?」
とか、ほんと色々考え始めちゃう。
そうやって、意識して考えたことが次々に出てきて、結果、最高のタイミングを逃すよね。

授業で話したけど、そういう時はもう「脊髄反射」的に席を立つ。
あとのことは知らない。
そのお年寄りが座ろるかどうか確認しなくていいし、
お礼も聞かなくていい。
そのために、先生の場合は、めちゃくちゃ遠い席に移動します。

メカニズム的には、「直感」が正しいのに、その上に「邪念」が乗るイメージ。

あなたはどう思いますか?

模範解答を示さない

聞いておきながら「私もそう思います」という返答は、なるべく許さない(笑)
そんなわけないもの。
もっと、その子の考えを聞く。肯定する。引き出す。それが先生としての仕事。模範解答を示す塾とは違う。

授業の中でもこんな話をいっぱいする。
「先生はそう言うけど、ぼくはちょっと違って……」
「えー、そうなんですか?私は……」
もちろん消極的な子もいるのだけど、そういう場合は、待つ。
これは、塾では無理かな。
静かにゆっくり話しだす言葉は、とても貴重なんです。

40歳以上も年下の人との意見交換が、毎回、楽しみでもある。

追伸
9月生募集中ですー。一人でやっているんで、あと4,5人が限界かな(笑)

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