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介護:予測不能なできごとを楽しむ性格で良かった

遠距離介護が始まった。

私は、もし、介護が始まったら、今まで学んできた数々のフレームワークやスキル、読書やオンラインサロンから得た知見を総動員して、できるだけ「スマートに」介護をこなそうと思っていた。

が、とんでもない!

次から次へと新しい問題が勃発し、ひとときも気が休まらない。
介護が始まってから、私はゆっくり安心して寝られていない気がする。

そして、やり始めて分かったけど、育児とは違い、介護は

手が離れていかない!

この半年で、父は記憶力が悪くなり、お金の管理ができなくなり、歩けなくなった。
母は腰が悪くなり、家事ができなくなった。

通常、プラン変更は会議を開きながら月ごとに行うものだが、ケアマネさんと一緒に、毎週のようにプランを変更しまくった。
例えばデイサービス一つとっても

入院前のデイサービスはやめて、骨折後なので、リハビリメニューが入っているデイサービスに変更!
母は父のオムツ替えができない!
ヘルパーさんに頼もうにも、朝の派遣は時間が合わない!
デイサービスを週2回から4回へ!もうオムツはそのまま連れてってもらう!
デイサービスのある日とない日のスケジュールが違いすぎて母混乱!
デイサービスを週4回から6回へ!
6回だとお風呂が多過ぎる!(入浴させると高い)
お風呂入らない日と入る日で持ち物が違う!母混乱!
お風呂に入らない日でも、汚れたら入る!母混乱!
荷物を統一する!詰める前の仕訳用のコンテナ買う!

でも、こんなドタバタな感じでも、デイサービスには、本当に行かせて良かった。
まだ一人では歩けないけど、だんだんと足に筋肉もついてきた。
入浴後、ボディクリームを塗ってもらうようにお願いしたら、お肌つやつやに。
何より、行事がたくさんあって、楽しそう。
そしてとにかく、規則正しい生活をしている!←これが一番。

家に居ると、正直、食事とうたた寝ばかりだから、デイサービスで人と話したり、イベントに参加したり、みんなと一緒にご飯食べたりしている。
なにしろ、昼間に起きているから夜もぐっすり眠れるみたい。

確かに、毎日何かしらの事件は勃発する。
妹とはほぼ毎日電話をし、何十通もLINEのやりとりをしている。

でもね、ちょっとおもしろくなってきた。
想像を超えるできごとに対し「おおー、そう来たか!」とワクワクしている自分。こういう性格で良かったと心から思う。でないと、介護で疲弊して、つぶれちゃうもんね。

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